夜が明ける…?
誰か言って 激しく揺さぶって 「もう失うものなど無い」と
1人にしないで どうか夜が明けるなら
どうか夜が明けるなら
誰か言って 上手く信じさせて 「全ては狂っているんだから」と
1人にしないで 神様 貴方がいるなら
私を遠くへ逃がして下さい
出典: Cage/作詞:鬼束ちひろ 作曲:鬼束ちひろ
1行目からは、まるで気を失いかけた人へ声がけするような様子が想像できますね。
たくさんの傷を負い続けてきた主人公。
「次に何かを失ったら生きていけない」ほどに疲弊し、心が折れそうなのでしょう。
でもここで「夜が明ける」という表現が出てきますね。
深い闇から放たれる予兆にも感じ取れます。
最後はまた「神様」へ開放を祈ってラストを迎える…。
PVではこの後、太陽の光が差し込み、鎖から解放されていましたね。
コードをチェック
イントロ
Gm D# F
Gm D# F
Gm D# F
Gm D# F
出典: Cage/作詞:鬼束ちひろ 作曲:鬼束ちひろ
イントロはAメロと近いコード進行になっています。
そのため、Aメロの雰囲気を意識しながら演奏を始めましょう。
Aメロ
Gm Dm D# A# Gm Dm Dm D# A# Dm
弱ってたこの身体から 零れ落ちた刺が 足元を飾り
Gm Dm D# D# A# Gm Dm D# F
立ちすくんだまま 映った鏡の いくつものヒビに文句も言えずに
出典: Cage/作詞:鬼束ちひろ 作曲:鬼束ちひろ
基本的には同じコード進行の繰り返しですね。
頻繁には使われない進行のため、最初は確かめる必要があるかもしれませんが、慣れれば楽々でしょう。
ギターの場合はバレーコードが多くて手が疲れるかもしれませんが、頑張りましょう!
最後のみコードがFなので気を付ける必要があります。
原曲ではカラオケ音源が少し慌ただしく、言葉がかき消されそうになっていますね。
「Cage」はもともとバラードアレンジで考えていた楽曲とも聞きました。
弾き語りの時は言葉をメインに立たせると味が出るのではないでしょうか。
そのためには楽器を主張しすぎないのがいいかもしれませんね。
Bメロ
D# A# F Gm
私は何処に 引きずられてゆくの?
出典: Cage/作詞:鬼束ちひろ 作曲:鬼束ちひろ
とても短いフレーズだからこそインパクトをどう出すかが大切です。
サビへ向けて軽快に繰り出しましょう。
サビ
D# Fsus4 F D# A# F D# F D# F Gm
誰か言って 激しく揺さぶって 「もう失うものなど無い」と
D# Fsus4 F D# F Gm F D# Gm
1人にしないで どうか夜が明けるなら 私を現実ごと連れ去って 下さい
出典: Cage/作詞:鬼束ちひろ 作曲:鬼束ちひろ
強い歌詞が炸裂するパートなので、言葉に負けない力強い演奏と歌唱をしましょう。
Aメロで演奏を抑えた分、ここで盛り上げればメリハリが出ますよ♪
最後に
今回ご紹介した「Cage」は現在の2018年から振り返るとなんと18年も前の楽曲。
鬼束ちひろは20年近く音楽シーンで活躍し続けてきたということになりますね。
長く愛されているのには理由があるはず。
彼女の包み隠さず描く心の闇は、悩み苦しんでいる人の心に深く響くのではないでしょうか。