なんでみんな これ許せるの?
そして わたしはどうするの?
YES AND NO 単純に勝ち負けでもない
この世界で わたしは 何をしたいの?

出典: YES AND NO/作詞:吉田美和 作曲:吉田美和,中村正人

理不尽が平気でまかり通る社会に、「わたし」は鋭い疑問を投げかけます。

「YES AND NO」という言葉の中には、ある思いが込められていました。

それは「本当は許したくないのに、現代社会が許すことを押しつけてくる」というジレンマです。

理不尽なことに対して本当は真っ向から「いいえ」と言いたい、でも「はい」と言わざるを得ない。

そのような理不尽な思いを、誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。

そんな社会で「わたし」が本当にしたいことはなんなのかと繰り返し自問自答していました。

疑問から導かれる答え

なんでみんな これ許してるの?
そして わたしはどうしたいの?
YES AND NO じゃない わたしだけの YES OR NO を
手にする日思い描こう そこから始めよう

出典: YES AND NO/作詞:吉田美和 作曲:吉田美和,中村正人

1行目の歌詞が、2番のサビの部分と微妙に異なることに気づきましたか。

2番のサビでは「これ許せるの?」だったのに、上記では「これ許してるの?」となっています。

これは「理不尽なことは1度だけでなく、今までずっと続いてきた」ことを表していました。

長期間続いてきたこの現状を、今すぐに誰かが変えることは難しいでしょう。

それでも、自分の中で生まれる疑問をなかったことにするべきではありません。

その疑問こそが、自分の意思となりうるからです。

3行目の歌詞は「同調しろという押し付けに屈せず、自分の意見を持とう」という意味でした。

社会を今すぐ変えることはできませんが、自分1人の考え方なら変えられるのではないでしょうか。

それぞれ1人1人が「自分はどういう意見を持っているのか」と意識することが大切なのです。

必要以上に誰かを責めていないか、周囲に流されて本当は嫌なのに見て見ぬふりをしていないか。

1人1人が意識しはじめれば、やがて現代社会を生きる誰もが意識することに繋がります。

世界をいきなり変えることはできなくても、より良い社会のために自分の意識を変えることはできるはず。

4行目の歌詞は、「小さな一歩を踏み出すことは誰にでもできる」ということを表していました。

最後に

DREAMS COME TRUEの「YES AND NO」は物語を連想させつつ、現代社会への鋭い疑問を呈した楽曲です。

そのストレートな問いかけに、誰もがはっと気づかされたのではないでしょうか。

流されるのではなく、自分の意思を持つことの大切さを改めて意識させてくれる歌詞となっていました。

ドリカムは、本楽曲以外にも医療ドラマ主題歌として起用されています。

「何度でも」は、DOREAMS COME TRUEの曲の中でも特に人気の高い曲です。発売から時間が経っても注目を集め続け、長年愛されてきたこの曲について解説します。さらに、DOREAMS COME TRUEのアルバムランキングも紹介します。

中でもおすすめなのが、ドラマ救命病棟24時」の第3シリーズの主題歌にもなった「何度でも」です。

力強さにあふれた楽曲に、励まされた方も多いのではないでしょうか。

大勢の背中を押してきた応援歌を、ぜひ上記の記事で体感してください。

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