7曲目に収録されているので、ぜひ、合わせてチェックしてみてください!
頑張る人への応援歌?!
それでは、次に「卒業の歌、友達の歌。」の歌詞を見ていきましょう。
大事な節目
「終わる事」を僕らが 意識し始めた時
急に時間は 形を変えた
「退屈だ。」と叫んでいた
「なんでもない毎日」が 今では宝物です。
裏切りや 嘘も だけど、だけど信じていたよ?
出典: 卒業の歌、友達の歌。/作詞:326 作曲:19
まずは、導入部分です。
冒頭から「終わる事」というフレーズを用いることで、別れの歌であることを提示します。
それによって、リスナーは一気に卒業ソングの世界観に引き込まれていきます。
多くの人が経験したことがある卒業という大きなテーマ。
しかし、その時にはまだ若くて感じることのできなかった想いを大人になってみて振り返り、言葉にすることでリアルタイムに卒業を迎える人にも、過去を思い出す人にも受け入れやすくしています。
そして、ここでは卒業が何気なく過ぎていた日々がどれだけ大切なものであったかを意識する大事な節目であることを伝えてくれています。
しかし、何気ない日々の中にもきっと誰もが紆余曲折を経験していることでしょう。
綺麗な思い出だけでなく、「裏切り」や「嘘」というフレーズを用いることで、よりそれをリアルなものにしています。
思い出はいつまでも心の中に存在し続ける
校舎の影で待っている時間はもう
戻ってこないけれど
いつも想い出はそこにいて 今でも待っている。
出典: 卒業の歌、友達の歌。/作詞:326 作曲:19
過去は取り戻すことはできないけれど、記憶や思い出はいつまでも心の中に存在し続けるものです。
その心を「そこ」という言葉で表現し、いつでも思い出すことができるものであることを教えてくれています。
卒業を迎える人たちに向けた言葉
……そしてまたここに「そんな時」を
止められずに泣いている
「これから」の君がいる。
そんな君に 今だからこそ伝えたい
いくつかの言葉が見つかりました。
「その時」は「終わる」じゃなく
「はじまり」ということを…
現在(きょう)が「あの頃」と呼ばれても…
そこには距離という邪魔者が居ても…
「行こう。」ぬるま湯に風邪ひいて臆病になる前に
出典: 卒業の歌、友達の歌。/作詞:326 作曲:19
そして、ここでは卒業を迎える人たちに向けた言葉が綴られていきます。
卒業は悲しいものではなく、未来に向かっていく新たなスタートであり、過去にすがることなく前を向いて進んでいこうというポジティブな想いが伝えられていきます。
仲の良い友達と離れてしまったり、卒業にはどうしてもネガティブな側面が付きまといます。
しかし、そんな時こそ心に留めた思い出が力をくれるものなのです。
辛い経験も未来へ向かって羽ばたいていく糧
君に届け!この想い。まっすぐ!
「忘れないで?君は独りじゃない!」
「辛くても… それでも進むなら…
飛べるだろう
君は必ず 飛べるだろう。」
「汚くて泥だらけの川でも、
そこに落ちたとしても…
はいあがる「時間」が
翼になる!大きく!強く!。」
出典: 卒業の歌、友達の歌。/作詞:326 作曲:19
そして、さらにポジティブな歌詞が続いていきます。
寂しさやこれから迎える困難、それをどんな風に対処していくのかを強く教えてくれています。
どんなに辛いことがあっても、時間が必ず解決してくれて、その辛い経験も未来へ向かって羽ばたいていく糧になります。
それを信じて、大きく巣立っていってほしいと卒業する人へ向けて、そして、頑張っている人、頑張ろうとしている人へ向けてエールを送るような歌詞になっています。
明るい未来が待っている
校舎の影で泣いている時間はもう
戻ってこないけれど
「行こう。」想い出は
そこにいて今でも待っている。
「あのままで…」笑ってる、泣いている……
笑ってる。
出典: 卒業の歌、友達の歌。/作詞:326 作曲:19