アナとハンスのデュエット曲
「とびら開けて」は2013年に公開されたディズニー映画、『アナと雪の女王』の劇中歌です。
ディズニー映画史上で初めてのWヒロイン『アナと雪の女王』に、世界中が熱狂しました。
「とびら開けて」は、アナとハンスによるデュエット曲です。
日本では、吹き替え版の声優を手掛けた神田沙也加と津田英佑が見事に歌いあげました。
デュエット曲なのでロマンティックなテイストもありながら、明るくコミカルな仕上がりです。
アナの天真爛漫な性格やハンスの巧妙な話術が、そのまま描かれています。
ストーリー仕立て
「とびら開けて」を歌いながら、アナとハンスは急激に親しくなっていきます。
アナとハンスのハーモニーが重なるごとに、二人の気持ちが寄り添っていく感じがします。
しかしながら実は…?
ハンスは本当にアナに好意を抱いているのでしょうか。
ミュージカル仕立てのこの一曲は、物語の大切なワンシーンを飾っています。
運命の出会い
好意
(アナ) ねえ、ちょっとおかしなこと言ってもいい?
(ハンス)そういうの大好きだ!
出典: とびら開けて/作詞:クリスティン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス 作曲:クリスティン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス
アナの姉エルサが女王に即位する、戴冠式が行われていました。
その式に参列した妹アナと南諸国の王子ハンスは、偶然出逢います。
アナは無邪気に、ハンスに語りかけます。
するとハンスからは、なんとも好意的な返事が返ってきました。
こんな風に激しく共感をしてくれる人には、例えヘンな話だろうと安心して伝えられそうですね。
光
(アナ) どこにも 出口の無い日々が 突然に変わりそう
(ハンス)僕も同じこと考えてた!だって
どこにも居場所の無い日々で
探し続けていた こんな人を
出典: とびら開けて/作詞:クリスティン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス 作曲:クリスティン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス
アナは孤独を抱えて、悶々とした日々を過ごしていました。
そしてハンスも、13人兄弟の末っ子という境遇のなかで孤独を味わっていたのです。
そんな二人が偶然に出逢いました。
アナはハンスの心境と、通じるところがあったのでしょう。
おかしなことと言いながら、深刻な心の内を打ち明けます。
しかも、ハンスも同感だったようですね。
アナに一目惚れをした様子で、早々にストレートな告白をし始めました。
こんな感じで男性から言い寄られたら、悪い気はしないでしょう。
未来
希望
(アナ) 変わる
(ハンス)君と出会えて
出典: とびら開けて/作詞:クリスティン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス 作曲:クリスティン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス
二人とも同じように、孤独に苛まれていました。
そのおかげで、辛い思いをしてきた相手の気持ちに寄り添うことができるのでしょう。
悪巧みとはいえ、ハンスがアナの気持ちを汲めたことは確かです。
アナはハンスとの出会いにより、先の見えなかった未来が見えてきたようです。
一緒にいるだけで明るい気持ちになり、一筋の光に希望が見いだされたのでしょう。
そんな一緒にいてワクワクするような人との出会いは、自分をも変えてくれそうですね。