神田沙也加&津田英佑【とびら開けて】歌詞の意味を徹底解説！とびらの先に何があるの？二人の世界を紐解く

価値観や考え方。自分の在り方。

周りの人からの影響を受けながら、自分の存在は構築されていくのかもしれません。

アナはハンスに出会い、過去の自分からようやく脱することができそうです。

このような感情は、過去に経験していなかったようですね。

二人が重なって歌う歌詞より、出逢ったとき同じ気持ちだったことが分かります。

アナは、古い表現をするとビビビときたのでしょう。

しかしハンスの胸中はといえば…？

アナの言葉と気持ちに巧妙に重ねて、気の合う男としての演技をしているだけかもしれません。

まるでセリフのような言い回しで、思わずクスっと笑いたくなります。

ハンスは本当に、好きな食べ物はサンドウィッチなのでしょうか。

なんだか調子が良すぎると感じます。

もしもアナがケーキと答えても、同じセリフを言うつもりだったのかもしれません。

アナがどの食べ物が好きだと答えても、ハンスは激しく共感したのではないかと推測できます。

それはなぜでしょうか。

ハンスは女性につけ入る術を知っていたのでしょう。

アナはハンスの功名な手口だと気づかず、どんどん気をよくしていきます。

ハンスはどうにかして、アナに気に入ってもらいたいようですね。

それはなぜでしょうか。本当にアナに一目ぼれをしたのでしょうか。

いえいえ、絶対に何か下心があるはずです。

しかしアナはハンスのことを、気の合う男性だとどんどん勘違いしてしまいます。

共感力のある男性は、女性にとって確かに居心地のよい存在でしょう。

ハンスはアナに共感するフリをして、自分に興味をもってくれるように企んでいるのです。

ハンスの思惑は…？

王子であるハンスは王女であるアナを利用して、もっと確固たる地位が欲しかったのかもしれません。

自分と似た考えの人に出逢えたら、気が合うなぁとテンションが上がるでしょう。

逆に、考え方が違う相手と話していると、疲れてしまうのではないでしょうか。

ハンスはアナが自分と同じ思考だと勘違いするよう、アナの考え方に自分を重ねました。

アナはまんまと、ハンスの思う壺のようです。

ハンスに出逢えたことが嬉しくてはしゃいでいる様子が、軽快なリズムからも伝わってきますね。

アナは思いました。一人ぼっちは寂しいと。

今までは報われない日々でしたが、いよいよ日々楽しい気持ちで過ごせそうです。

寂しい経験をしてきた者同士だからこそ、互いに温め合えそうな気がするのでしょう。

確かに素敵な出逢いは、毎日の色を変えてくれるきっかけになるかもしれません。

しかしハンスはこの頃にはもう、悪い手応えを感じていたようです。