言葉と音楽で耳に届ける、それにプラスで手話で目にも届ける。
2重のエールがファンにしっかりと届いていると思います。
また手話によって、耳が不自由な方でもこの曲の意味がわかるのではないでしょうか。
曲を聴くことはできないけど、目で見てKing & Princeを近くに感じることはできます。
この手話のおかげで元気をもらった人がたくさんいるはずです。
ファンの心にどっしりと響いたKing & Princeのエールは日本中に届いたことでしょう。
また、人差し指を1本前に伸ばす振り付けも実は「明日」という意味を持つ「手話」なのです。
今回は意味を持った振り付けが多いです。
応援団のような振り付け
切り開け輝く未来
出典: 君を待ってる/作詞:高橋優 作曲:Susumu Kawaguchi・草川瞬・佐原康太
この歌詞の部分の振り付けです。
この部分が、かなり応援団っぽい振り付けになっています。
両手を上に高く2回あげて、あなたに届けと伝えているようです。
King & Princeという応援団に応援されているような気持ちになれますね。
King & Princeが自分を応援してくれていると思うと、どんな壁も乗り越えられそうです。
コントラストにも工夫が?!
白い背景の意味とは
「君を待ってる」の背景は驚くほどに真っ白です。
本来であれば目立たせるために反対色を使ったりするところですが、今回のMVは「白」をベースに作られています。
服も真っ白なので、反射しあってさらに真っ白に見えますね。
一体なぜ、これほどまでに真っ白にしたのでしょうか。
これは、この曲のテーマである「新しい光」をイメージしているのです。
きっと新しい明日が君を待ってる
出典: 君を待ってる/作詞:高橋優 作曲:Susumu Kawaguchi・草川瞬・佐原康太
上記の歌詞のように、新しい光を探している様子を表しています。
真っ白にすることでみんなの新しい未来には、一点の曇りもないと証明しているのではないでしょうか。
「光」の演出
白い背景の他にも光の演出が見られます。
背景に、窓から差し込む光や虹色の小さな光がちらほらと…。
次から次へと差し込んでくる光は、新たな希望ともいえます。
その小さな光に手を伸ばしているシーンもあり、チャンスは次から次へと舞い込んでくる。
チャンスは1回だけじゃないから諦めるな。
何回でも踏み出すんだ。
こんな思いを、この光の演出の中に込めたのではないでしょうか。
歌詞に込められた思い
話をしよう!
誰かが囁くほど悪い世界じゃない
優しい乗り物だけの遊園地じゃつまらないから
何度でも
淋しさを乗り越えたならその壁の向こうには
きっと新しい明日が君を待ってる さぁ踏み出そう
出典: 君を待ってる/作詞:高橋優 作曲:Susumu Kawaguchi・草川瞬・佐原康太
最初の方で「ストイック系のエールソング」と表現しました。
それが一体どのような意味だったのか上記の歌詞を見ていただければわかってもらえると思います。
「優しいだけの世界じゃ意味がないんだ」
「成長するためには厳しさに耐えなければならない」
そんな頑張り屋さんな思いを表しているのではないでしょうか?
「優しい世界で甘やかされているだけでは、成長できない」
乗り越えた先にはしっかりと成果が見られるから頑張ろう、という励ましだと解釈できます。
今の社会に向けたエールソングに感じられませんか?
ただのエールソングではなく、ストイックなエールソング。
King & Princeももしかしたら、壁に直面した時があったのかもしれませんね。
乗り越えた彼らだからこそ笑顔で歌える曲なのでしょう。
そう考えると涙が自然と溢れてしまう人も出てくるのではないでしょうか。