ほんとにあった”こわいはなし”
堀まくります
今日もOTOKAKEに遊びに来てくれてありがとうございます♪
見出しがこれだからって、なんとか淳二みたいなお話する訳ではありませんよ。
筆者いつも脱線しがちなんですが、今日はとことんこの『こわいはなし』掘って掘って堀まくりたいんです。
いやいや…。
そういうサイトでしょ?OTOKAKEって?
ええ、そうです。
今日はマジメに堀りまくるんです。
この楽曲ね、ひらがなで『こわいはなし』っていう題名。
なんか不気味でしょ。
清水依与吏が言わんとしてる事が、歌詞を読めば読むほど分かるし、なんかもうメロディラインさえぴったり過ぎてコワイ…。
聴けば聴くほどです、この『こわいはなし』。
今日ここで、この記事を読んでくれているアナタが男性なのか、女性なのかは分かりませんが、どちらにもじわじわとくるはず。
back numberっていうのは大体、女心を中心に歌っているのだけれど、この楽曲に関してはどっちにもいえるし、同じように刺さる…。
男にも女にもどっちにもじんわりと効いてくる、まるでゆるーい毒を飲んでしまった様な感覚に陥るはずです。
でも決してback number色が無い訳ではない。
根っこにはいるんですよ、しっかりと柱の陰でこっちを見ている清水依与吏が!
ヒャー!コワーイ!ほら後ろ!!
…なんてね。
またふざけてしまいました。
さて…。
皆さん心の準備はよろしいですか?
彼氏・彼女が隣でこの記事を一緒に見ている場合、筆者責任は持ちませんので、悪しからず。
『こわいはなし』
一人が寂しいから
悲しい事にきっと二人は
気付いてしまったのだろう
面倒な話なんて後回しで
ただ笑顔でいられたらそれでよかった
でも それが わざわいのもと
出典: こわいはなし/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
まずそもそもね、この曲に出てくる二人。
好き合って付き合ってないでしょ。
でも求めあってはいたんでしょうね。
それはどうしてかっていうと、一人が寂しいから。
始まりからそれだからうまくいく訳ない。
一人でいるよりはいいって、お手軽なとこいった感じでしょ。
この曲のこわい所は、二人共同じ感じからスタートしてるってとこ。
普通の悲恋の曲って、どっちかにウェイトが掛かってて、想いが一方に届かなくて悲しむでしょ?
この曲は寂しい同士で”くっついて”るだけね。
全然ここが違うんです。
ある意味こんなに寂しい事ってないでしょ。
そりゃ大事な話しなんてしませんよ。
だって別に、そもそも相手の事がそんなに好きじゃないんだもの。
好きじゃない相手とケンカになるなんて、怠いだけ。
気持ちぶつけ合う事なんて、必要ないんです。
罪悪感・・・
※
二人同じ歩幅でずっと歩けるはずがないのに
いつだって早足で付いて回って
脚が痛むでしょう
好きよ好きよで隠れていた
甘い蜜の副作用が
じわりじわり二人をむしばんでいく
出典: こわいはなし/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
たとえ好き同士で付き合ったって、足並み揃えていくのは難しい事。
この曲の二人はきっとバラバラでしょう。
気持ちが通じ合っていないから、どちらかが無理して合わせるんですけどね。
ホントはそれも不本意なんです。
想っている相手ならね、どんな事でも耐えてあげたいし、そんな事苦にも思わないはず。
表面上はそりゃ言いますよ、”好き”っていう言葉もね。
ほっこり嬉しいのはお互いその時だけ。
気持ちのこもってない”好き”ほど後に残らないものはない。
だけどね、違う物がどんどん蓄積されていくんです。
それは”罪悪感”。
気持ちぶつけなきゃダメ
悲しいけれど二度と二人が
笑い合う事はないだろう
互いの汚れは見て見ぬふり
すれば嫌いになるわけないから大丈夫
でもそれが わざわいのもと
出典: こわいはなし/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
ホントは色んな事繰り返して積み重ねていくものでしょ?
好きな相手とだってもちろんケンカもある。
だけどその度に、二人でなんとか乗り越えていく。
そうする事で絆もどんどん深まっていくもんだし、想いも強くなっていくんです。
でもこの二人、そんな事しないんです。
お互いのために努力なんてしないの。
もっと好きになる方法よりも嫌いにならない方法を考えてるんです!
こわいでしょ。
ある意味こんな歌詞が書けるって清水依与吏スゴイ。
闇も闇、もうそんなの通り越してこわすぎる…。
皆さんはどうですか?
ちゃんと正しく”ケンカ”してます?
たまにはちゃんとお互いの気持ちぶつけ合わないとダメですよ~!
しがみつく
二人同じ強さでいつも
想えるはずが無いから
いつだってどちらかが傷付いていた
さぞ疲れたでしょう
嫌よ嫌よで隠れている
箱の奥に残されたものに
気付けやしないんだろうな
出典: こわいはなし/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
好きな相手じゃないから、我慢できちゃうんでしょうね。
っていうよりも、最初から分かりたいと思わないし、分かってくれなくてもいいんです。
そんな事より、一人になりたくないからしがみつくっていうんでしょうか…。
許しちゃいけない事も許せるんでしょう。
こうしてれば、絶対お互いの悪いとこに気付きません。
その代わり良い所にも気付く事ができない。
二人の仲は、結果良くもならないし、悪くもならないんです。