多くの方に共感される歌詞の一部分です。
いつも決まって幸せになるのは女の子らしいか弱い子ばかり。
気の強い女の子だけが取り残されてしまいます。
「どうしてあんな子が結婚できるんだろう?」
そう思うのは、気の強い子のプライドもあるから。
人前で弱さを見せられる女の子をうらやましいと思いながらも、気の強い子の方が絶対いい!という想いもあるようです。
弱い女の子だけが幸せになる世界に疑問を感じながら、本当の自分の姿を探し続けます。
本当は強がってるだけなのに
「ひとりで生きられそう」って
それってねえ、褒めているの?
強がり隠す弱さ
誰か見抜いてよ
出典: 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい
いつも強がってしまう主人公は、ついには自分の弱さを認めてしまいます。
「本当は弱いのに隠してるんだから、そんなの早く気づきなさい!」
自分が弱いと気付きながら、それでもやはり強がった口調で気持ちを隠してしまうのです。
いつもそうやって生きてきた主人公は、なかなか自分を変えることはできないようです。
自分を偽ること
「頼りにしてるよ」なんて
それって喜んでいいの?
意地っ張る心だって
誰か溶かしてよ
出典: 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい
いつも言われる言葉はしっかり者にかける言葉ばかり。
「私って本当にそんなに強いの?」
周りのみんなは、彼女のことを信頼できる女性と思っているのでしょう。
でも主人公は、自分が男っぽぎるのでは?と不安になります。
「これでいいんだろうか?」
とモヤモヤしながらも、いつもの強気で相手をはねかえすことしかできません。
本当は頼りたいのに頼れない
いつも強がってしまう主人公。
言った本人には悪気はないのですが、心ない言葉に繊細な主人公の心は傷つきました。
傷ついた主人公は、自分を変えることはできるのでしょうか?
2番に入ると、彼女の快進撃がはじまります。
主人公の本音
本当は寂しがり屋なこと
少しだけ晒してしまいたい
出典: 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい
ここではじめて、主人公の本音があらわれます。
本当は乙女の感情を持っていることを、みんなにバラしたい。
もしそうしたら、どんなに楽になるだろう。
ウソをついているときは、本当のことをバラシてしまいたくなるもの。
それと同じ感情が彼女の中に渦巻いているようです。
ここでバラしてしまえば、周りのみんなの味方も変わるだろうに、それができないのが彼女なのです。
幸せになるためにするべきこと
だけど私自身を
幸せにできるのは
結局は私だけ
勇敢にならなくちゃ
出典: 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい
分かっていても変えられない自分。
でも、自分を満足させられるのは、自分以外にはいないのです。
そうだ、自分が弱いからいけないんだ。本当に強くなりたい。
強がって弱さを隠してきた女の子は、本当に強くなりはじめました。
強くなるんだ!
確かなオアシスとか
どこにも残ってない時代さ
たくましく推し進む力を誇れ
出典: 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい
考えてみれば、絶対的に落ち着ける場所なんて今の時代どこにもありません。
どこにいたって情報に流されてばかり。
そんな時代に生き残る術は、自分自身で探すしかないのかもしれません。
生き残るにはどうしたらいいんだろう?
必死でもがきながら考え、そして答えを導き出しました。
自分が強くなること。
それが彼女の出した答えでした。
変わりゆく時代に答えを求めてはいけません。
自分自身が強くなることで、幸せな人生へと突き進むことができると考えたのです。