盲目の鳥に啄まれてしまった希望
吹き抜けた風にさえ 託された希望はただ
宙を舞う盲目の鳥に啄ばまれていった
それさえ僕らは気づかない振りをした
抗うことですらも雲を掴む様だった
出典: リバース・デイ/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太
夢を語る人がいれば、そんなの無理だと馬鹿にする人がいます。
ほとんどの人が、そんな無責任な発言をする盲目の鳥に夢を潰されてしまいます。
それに抗うことは孤立を意味し、その勇気がない人は諦めてしまうからです。
2番Aメロの歌詞は、俗にいう「ドリームキラー」を揶揄しているようにも取れます。
空を掻いて手を翳した
燻った僕らの日々は
まだ微かにに光を宿している
出典: リバース・デイ/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太
この部分から、主人公が一度諦めてしまった様子が思い浮かびます。
そしてまた、諦めなければ希望があることを思い直したのでしょう。
手放した過ちが暮れゆく海を漂って
沈めずに揺れている
上空を旋回する鳥が咥えた希望を捨て去って
浮かんだそれらの違いもわからないまま
海底に呑まれて見えなくなっていく
出典: リバース・デイ/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太
主人公が吹っ切れた様子を表す2番のサビ部分。
夢を馬鹿にした盲目の鳥は、自分の言ったことなど覚えていません。
諦めてしまったことも、蔑まされたことも小さなことに思えるようになっていく主人公の姿が浮かびます。
希望の先で
人を愛するたび 失うものが増えて
何処まで行こうとも
後を付いて離れなかった
海へ沈む日に重ねた飛行士を
明くれば昇ると信じていた
出典: リバース・デイ/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太
ここまでの流れから考えると、主人公が愛したのは、きっと諦めてしまった仲間のことでしょう。
突き進む自分とは裏腹に、彼らのことを忘れられずにいた様子が思い浮かびます。
そしてその寂しい気持ちが、いつか彼らと希望の先で出会うことで、晴れるのだと信じていたのではないでしょうか。
再会を果たすその日まで
離れた思いの
軌道上で巡った時間の答えあわせをしよう
残された生命を君と歌っている
リバース・デイ
出典: リバース・デイ/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太
ラストのサビで、主人公は仲間と再会することができました。
一度は諦めて離れてしまったけど、希望を取り戻してここで会えた。
それまでの時間をお互いどう過ごしたかの答えあわせをしようと、語り合っている様子が浮かんできます。
物語はこうしてハッピーエンドを迎えることができました。
やり続けることの意義
ここまでリバース・デイの歌詞を紐解いてきましたが、いかがでしたか?
この曲の歌詞は「やり続けることの意義」をストーリー仕立てにして語った、非常に完成度の高いものだといえます。
信じたことを諦めずにやり続けていれば、願った形とは違っていたとしても、なんらかの報いがやってくるものです。
その先で諦めずに突き進んだ仲間と再会することもあるでしょう。
大切なのは、もうダメだと思ってしまいそうな状況で、どうすれば続けられるかを考えること。
そんなメッセージを曲に乗せて、彼らは届けてくれているのでしょう。
この曲に救われる人もきっといるはずです。
それを思うと音楽の力は底知れない!そんなことを感じさせてくれるバンドです!
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