【ミオヤマザキ/メンヘラ】メンヘラすぎる歌詞が強烈な今作を徹底紹介！コードあり♪

「メンヘラ」は2015年5月20日に発売された、ミオヤマザキのファーストアルバム「大人がダメって言ったやつ」に収録されている楽曲です。

バンドのプロモーション用に作られたアプリ「マヂヤミ彼女」のエンディングで流れることでも話題になった曲ですね。

また、収録されているミニアルバムは、「大人がイイって言ったやつ」とともに２枚同時発売されました。

「メンヘラ」が収録されている「大人がダメって言ったやつ」のジャケットには大きくマルが描かれ、逆に「大人がイイって言ったやつ」には大きくバツが書かれているのが印象的ですね。

ミオヤマザキの楽曲をテーマに制作されたプロモーション・ゲームアプリ「マヂヤミ彼女」はApp Storeのランキングで1位を獲得し、累計500万以上のダウンロードを記録した、大人気アプリです。

簡単にいうと、謎解き・脱出ゲームなのですが、その内容はかなりエグいです。

エンディングで流れる「メンヘラ」の曲名通り、メンヘラの彼女が、元カノと連絡を取り続けている彼氏を疑い、スマホの中身を勝手に見て、元カノと彼氏の関係性に迫るところから始まります。

そして、その関係を知った彼女は彼氏を監禁！？

彼氏は無事謎を解いて部屋から脱出できるのか...そして、その結末は...ぜひゲームをプレーしてみてください。

男性は心拍数が上がり、女性は皆共感すると話題の、恋愛の陰を描いた歌詞を歌う、ミオヤマザキの曲の世界観をよく表しているアプリですね。

次は、そんなアプリの内容ともリンクする「メンヘラ」の歌詞を見ていきましょう。

病的な恋愛感情を持つ彼女がドロドロとした心中を吐き出すミオヤマザキの「メンヘラ」。

しかし、表に出していないだけであなたの身近にいるあの人ももしかしたらこんなことを考えているかも...！？

衝撃の問題作の歌詞を解釈します。

冒頭のセリフです。

ボーカルのmioの声が震え上がるくらい恐ろしく、そして、とんでもなく可愛いんですよね。

「アタシね、普通じゃ無いんだ。」というセリフから、何を暴露するのかと思えば、「いつもxxxちゃんと比べちゃうの。 こんな醜い姿 人に会うのが怖い。」 アプリの内容のように、彼氏が浮気をしている相手のことを名指しで、自分の嫉妬心がどれだけ根深く強いものなのかを突きつけてきます。

この言葉を言われているのは彼氏で、彼女からの彼氏への思いと言葉がこれから歌になっていくのがわかりますね。

「ねぇ、逃げないでよ。」という言葉からは、あまりの切迫した様子にたじろぐ彼氏の姿が窺えますね。

「すぐに終わるから」と言って引き止めた彼女は何を彼に伝えるのでしょうか。

怖いですが続きが気になりますね。

「残念な事に これはある男のコの悲しいREAL…」というセリフは曲中もう一度出てきますが、これから彼氏に起こる恐ろしい出来事を暗示していて、続きが気になって読むのをやめられないホラーやサスペンス作品のように、ますます聴く者を引きつけて離さない効果がある言葉ですね。

彼女、すなわち「私」は、とても一途な女の子です。

そして、それと同時に執着心や独占欲が強く、好きになった相手には全てを委ね、それと同じだけの愛情を相手にも求めてしまう傾向にあるのでしょう。

「ねぇ、一体何回私は 繰り返してくの？」と、そんな自分の性格を分かっていても、変えることができません。

自分の、好きな相手に溺れてしまう性格を変えられないからこそ、分かってほしい、そして、ずっと側にいてほしいと願うのです。

幸せな時はそんな彼女の一途さだけを見ており、心の闇に触れることもなく、彼氏も気づかなかったのでしょう。

しかし、彼氏と仲良くしている他の女の子の存在が、彼女の闇を引きずり出してしまったのでした。

彼氏が自分だけを愛していないと思い「辛い、怖い、悲しい、死にたい」 と、心を病んだ彼女が思いつめて自殺を図っている描写です。

「切れば・楽に・なれるの」というのはリストカットのことでしょう。

しかし、死ぬこともできない「私」は「安定求めて」、薬物中毒になり、さらに正気を失っていっているのがわかりますね。

ここまで思い詰めるほど、本気の恋愛ができるだけの感情を持っているのは、とてもすごいことだと思います。

しかしながら、その豊かすぎる感情は、一方向に向けてしまうと質量が多く、感情が同じくらい豊かな相手でなければ、すぐにパンクして、重いものになってしまうものですよね。

この曲でも、彼女が全てを捧げてつぎ込んだ恋愛感情は彼氏には重すぎたようです。

そして、さらに彼女の暴走は続きます。