恋が変えてくれた毎日
心も安定した日々
いつだって
Beautiful Beautiful
僕には君なんだよ 見慣れたその瞳
いつだって
Brand new day Brand new day
君が側にいれば 毎日が始まり
出典: 薔薇とローズ/作詞:さかいゆう 作曲:さかいゆう
突然だったけれど、素直に恋に落ちた歌の主人公になんだかホッとさせられます。
歌詞は恋に対しての思いを抑えきれない、ポジティブな言葉で綴られました。
毎日目を合わせて挨拶を交わすのでしょう。君の目に安心できる僕。
悩み落ち込んで迎えた夜も、次に必ず来る新しい日。
以前なら落ち込んだときは、いっそ夜のままで構わないと思ったこともあったのです。
今は夜が明ければ来る、君と迎える明日があります。
やっと手にすることができた恋です。このまま続くことを願うのですが、果たしてその行方は…。
人生の色は幸せ色?
ウキウキしながら歌った歌は鼻歌ではありません。
職業はシンガーソングライターだから、歌に関してはいつでも真っ向勝負です。
恋をしても歌は忘れません!
狭い部屋 歌うLa vi en rose 明かりもつけずに
君はただ僕に言うのさ 「大丈夫だから」と
何気ない優しい嘘が 心に火を灯してくれる
出典: 薔薇とローズ/作詞:さかいゆう 作曲:さかいゆう
恋に夢中な歌の主人公と君の日常が歌詞になっています。
画像やムービーというより、ラブコメ漫画が似合うシチュエーション。
恋をしているけれど、シンガーソングライターを辞めてしまった訳ではありません。
恋をしていることを隠そうとしないで歌った歌は、幸せに満ちた薔薇色の人生を願う歌でした。
もしかしたら、シャンソンのバラ色の人生を思い切り鍵盤を叩きながら、弾き語りをしたのかも…。
君が目の前にいても音量はいつもと同じです。
楽器と生活用品で埋め尽くされている独り暮らしの部屋が、歌の主人公の声と鍵盤の音で満たされます。
ゆったり座る場所もない君はただ音の中でこちらを見ていました。
笑顔を作りながらこちらを見ていた君のことを、僕はやっぱり大好きです。
愛しているのは「白と黒」
『薔薇とローズ』に隠された最大の謎「白と黒」の答えにようやく、近づいて来たようです。
アレッ、もうバレてます?そんなことは言わないで…。
さかいゆうさんが歌の主人公に託した音楽への強い思いを読み取りましょう。
君に伝えたい愛を作ります
白と黒 色褪せない薔薇(ローズ)に合わせて
ほら 二人の愛を歌うよ
出典: 薔薇とローズ/作詞:さかいゆう 作曲:さかいゆう
薔薇の花はもしかして作られたフェイクフラワー?ではありません。
新種の黒い薔薇が発見された訳でもないのです。
歌の主人公にとって大切なもの。薔薇の花のようにキレイな君と大切にしているローズ。
ローズは歌の主人公にとって、無くてはならないものでした。
ローズ・ピアノ(Rhodes Piano)は、電気式鍵盤楽器の一種(エレクトリックピアノ)である。電子キーボードが主流となった現在もなお、スムーズ・ジャズを初め幾つかのジャンルで使用されることがある。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ローズ・ピアノ
最先端の楽器ではありません。電気を使うけれどピコピコはしていない音。
時代を後戻りしたビジュアルと音が、今でもコアなファンの心をつかんだままです。
スペルは違うけれど、ローズという名前を持った電気ピアノ。
ローズの上に薔薇がのっている『薔薇とローズ』のジャケ写は、密かにこのタイトルの意味を語っていました。
君への愛は、愛する楽器を奏でながら歌わないと君の心には届きません。
あまりのこだわりの強さに、君が引き気味になっているのが心配です。
歌の主人公が歌と楽器にのめり込めばのめり込むほど、愛のバランスが崩れて行きます。
それでも僕は歌うことを止めることはありません。これが僕にできる愛の伝え方だから…。
僕の愛を伝える音はローズでしか作れません。