Who is the Game Changer?
ねえねえ 僕に興奮を頂戴
「馬鹿なチョイスとは重々承知」
「病み付きね フラッシュバック もう重症」
どうせ使い捨て
ハタいていこうぜ
ロクでもない生き様です
「バップ ポップで片付けんじゃねえ」
「クタバリそびれた 片道のフェイト」
出典: GameChanger/作詞:堀江晶太 作曲:堀江晶太
今の状況を変えるのは誰?
それはもちろん、自分自身です。
悪条件でも構わずゲームに参戦する。
負けたらそこで何もかも終わり。
一発勝負で、すべてを賭けよう。
まるで命と命のぶつかり合いを見ているような歌詞ですね。
こんな興奮は、自分のすべてを賭けられる人でないと味わえません。
きっと勝利への執着と無鉄砲さこそが、ギャンブルの勝敗を分けるのでしょう。
そしてそれはつまり、己の人生に挑戦し続けることを意味しているのかもしれません。
決して後戻りできない人生だから、もったいぶっていないで、いっそすべてを捨てる覚悟で挑めばいい。
そうすれば、いつか運も巡ってくることでしょう。
勝敗は運次第
せいぜい しゃんと歌っていこうか
戻れやしないさ
紛いもんですか? まあ、見ててくれ
Who is the Game Changer?
爽快な番狂わせ以外じゃ
全然 全然 気持ちよくなれない
出典: GameChanger/作詞:堀江晶太 作曲:堀江晶太
どん底から這い上がり、ゲームの流れを一変させたあの快感。
それが忘れられないから、人は挑戦することをやめられないのでしょう。
もう一度、あの気持ちよさを味わいたい。
そのためなら、なんだって捨てられる。
しかし、その覚悟が吉と出るか凶と出るかは運次第です。
自分がこれから成功者になるか、ただの愚か者に成り下がるか。
まあ見ていてくれ。
そんな挑発をしているような歌詞です。
運にすべてを賭けるなんて馬鹿げている。
そう笑う人もいるかもしれません。
けれど勝利の快感の前では、人は勝つこと以外考えられなくなるものなのでしょうね。
後戻りできない
どんな危険な目に遭っても、一度勝利の快感を知ってしまえば、後戻りしようとは思えません。
何度負けても、また勝負に挑む。
病的なほど勝ちにこだわり、スリルと興奮を求めるその様は、傍から見れば少し異常に見えるかもしれませんね。
途中で降りることは許されない
虚と現の混血
辿る街灯 もう無い
似た答えで 命運 散々
はぐれて まだ続く
一丁前にアガって
瞬間に全部スって
救えない混沌で すまんな
命がかかってるんで
出典: GameChanger/作詞:堀江晶太 作曲:堀江晶太
命を賭けたゲームに興じている最中は、夢と現実の境界線が曖昧になるようです。
暗闇の中、街灯の明かりを辿るように歩き続けている。
それがギリギリの勝負をしているときの緊張感なのかもしれません。
そしてある瞬間、突然明かりが消える。
足元すら見えない状況で、それでも光、つまりは勝利を求めて足掻き続けます。
いくら勝負に勝っても満足できない。
同じように、いくら勝負に負けても懲りることはない。
すべてを失っても尚、また大博打に挑もうとする自分を誰も止められません。
何せこれは、人生という博打。
途中で降りることは許されません。
勝負に勝つことが己の価値
fake you, fake me
どこに行こうが 潜めない病
fake you, fake me
ガラクタなりの存在証明
どうして
欲しくて 痛いよ
出典: GameChanger/作詞:堀江晶太 作曲:堀江晶太
こんな刹那的な生き方、褒められたことじゃない。
そう頭では理解していても、いまさら生き方を変えることはできません。
命を賭けたスリルと興奮に病みつきになって、他のことはどうでも良くなってしまう。
きっと勝負に勝つことだけが、自分の価値と考えているのでしょう。
ギャンブルに狂っていくように、人生という博打にのめり込んでいく。
安定や堅実なんてくだらない。
その危険すぎる考え方に、どうしようもなく惹かれませんか?
実際にこの歌詞のように生きるのは、なかなか難しいことです。
私たちはこの曲を通して、命を賭けた大博打の疑似体験をしているのかもしれません。
まだ遊んでいたい
散々 笑い転げ 遊んでたっけな
でも段々 日が暮れて またサヨナラ
R.I.P なんて 言いたくないな
まだ終わんないゲームだ
また会おうぜ
出典: GameChanger/作詞:堀江晶太 作曲:堀江晶太
ゲームには必ず終わりがあります。
このままずっと遊んでいるわけにはいかない。
楽しかった時間に、そろそろ別れを告げないと...。
しかし、そんな風に簡単にやめられるものなら、きっと命を賭けるような大博打なんてしないでしょう。
終わりたくない。まだ遊んでいたい。
ゲームを続けるのに必要なのは、そんな子供じみた願望です。
「R.I.P.」は、「安らかに眠れ」という意味。
スラング言葉として使うのであれば、単純に「死んだ」という意味にもなります。
自分の人生はまだ終わっていない。
最後の「また会おうぜ」には、ずっとギャンブルのような人生を続けていくという想いが込められているのでしょう。