黄金の月(スガシカオ)の隠された歌詞の意味を徹底解釈！つじあやのにカバーされた今作を紹介♪

それではそんな「黄金の月」の歌詞に迫っていきましょう。

まずは導入部分です。

冷えきってしまった自分の情熱について語っています。

大人になっていくにつれて、周りのことが分かるようになっていく分、分からなくなってしまうことも増えます。

それでも周りに合わせて上手く生きていくのはどんどん上手くなっていって、本当の自分を見失ってしまいがちになります。

そんな大人になっていくことでの葛藤が描かれているのではないでしょうか。

言葉にして伝えるというのはとても難しいことですが、とても大事なことです。

それを分かっているので、ちゃんと伝えようとしますが、やはり難しくドキドキとして上手くできない様子を息が胸でつかえることで表現しています。

それでもなんとか言葉にしようとしますが、吸い込み切れなかった息の分、ちゃんと伝えることができません。

大人になればなるほど、素直に気持ちを伝えるのには勇気がいるようになります。

気恥ずかしさが先に立ってしまったり、難しく考えてしまいがちです。

そんな風に気持ちを上手く言葉にできない様子が描かれています。

そして、2番に入っていきます。

ここでは気づかないうちに大人になってしまったことが描かれています。

「真夏の午後」は何にでもアツくなることができた青春時代を表現しているのではないでしょうか。

それを知らない間に通りすぎ、いつしか私たちは大人になってしまいます。

大人になったことで、きらびやかな夢だけでなく現実を知るようになります。

それを「闇を背負ってしまった」という言葉に例えています。

しかし、その中でも夢という一筋の光は持ち続けています。

そして、その光だけを頼りになんとか進んできたと歌っています。

夢を叶えるためには、地道な努力はもちろんのこと、妥協や諦めも必要なのかもしれません。

それを「ウソ」という言葉で表現しているのではないでしょうか。

そして、「永遠をちかうキス」という言葉で、その夢を現実に変え、それでもその道を進んでいくという決意を強く感じることができます。

夢へと続く光を集め、少しずつ大きくして、黄金の月に変える様子は、地道に大きな夢を叶える過程をイメージすることができます。

そして、最後はどんなことがあってもこの夢を叶えるという決意がさらに強く表現されています。

誰かを蹴落としたり、変わってしまったと言われたり、媚びていると思われたり、夢は華やかな一面だけではありません。

すべてのフレーズの最後が「ても」で締めくくられていることから「それでもこの道を進んでいく」と繋がっていくような決意を感じます。

いかがでしたか？

「黄金の月」の歌詞は、大人になることや夢を追うことで得るもの、そして、失っていくものを如実に描いた歌詞になっていました。

またそれでもこの道を進んでいくという決意が強く見える歌詞にもなっています。

スガシカオは一度就職をして、脱サラをしてシンガーソングライターとしてデビューを果たしました。

この楽曲は、社会に揉まれ、現実を知った上で、それでも夢を追いかけ走り続けて、なんとかして掴んだ彼自身が描かれているように感じます。

夢を追っているあなたや、決断に迫られ、強い決意が欲しい時、きっと背中を押してくれるのではないでしょうか。

そんなスガシカオの「黄金の月」、せひ聴いてみてください。