誰かを叩くと、相手が痛みを感じるのと同時に、自らの手の痛覚も刺激を受けます。

「言葉の暴力」という表現があるように、自らの発する言葉は時として相手を傷つけることも…。

そしてもし傷つけてしまったのであれば、陰口や後悔の念などの形で自身に返ってきます

本曲の歌詞の場合は相手を傷つける意図は一切ありませんでした。

しかし、選んで伝えた「優しい」はずの言葉をきっかけに、両者は傷を負ってしまいます

真の「良い関係」とは

傷つかないように 傷つけないように
ひとりで生きてゆく事を選ぶ
心許した時にだって
いつも冴えない嘘ばかり

出典: 優しさの雫/作詞:TAKUYA∞、Alice ice 作曲:TAKUYA∞、彰

これは多くの人が経験したことがある(経験する)ことかもしれませんね。

相手が傷つかないようにと言動を選びすぎて、結果的に自らの自由の幅が極端に狭くなる

一度このようなことをし合う関係になってしまうと、なかなか本心をさらけ出すことができません

それこそ、よほどの出来事が起きない限りは心の距離が近づき安心感や信頼感が深まることはないでしょう。

似た体験がある方からすれば、この後半二行の歌詞の内容は身に染みるのではないでしょうか。

「気持ち」が大切なのです

(戻れない)
あの日君が言いかけ止めたあの言葉
今聞こえて来たんだ
“I’m in you”

(You’ve got a place in me それは永遠に)

僕も同じ言葉を抱いてる
今も消えてかないように、と

言葉より消えないものを 言葉よりah,
言葉より消せないものを 言葉よりah,

言葉より

出典: 優しさの雫/作詞:TAKUYA∞、Alice ice 作曲:TAKUYA∞、彰

地面に深く彫り刻んだ文字や絵も、やがては風化や侵食により崩れていきます。

形あるものはやがて消えるというルールを覆すことは一般的にできません。

では逆に、それが「形がないもの」だったとしたら…。

例えば、「強く深く想う気持ち」であったならどうでしょうか。

100年先などで考えると、どちらもやがて消えてしまうのに変わりはないでしょう。

しかし、「気持ち」はより残り続けやすいものではあるように感じられます。

「本心」を大切にし、それを伝え合えるパートナーがいる方は、幸福感に包まれていることでしょう。

すべての言動の核には、「気持ち」が宿っているのです。

初々しくも立派なバラードソング

いかがだったでしょうか。

まだ音楽活動を始めて間もない彼らが生み出した初のバラードソング。

初々しくもありながら、頷ける内容が随所に含まれていませんでしたか?

今となっては何曲バラードをつくったか分からない「UVERworld」。

その始まりとしてこの曲は知られ、語り継がれていくことでしょう。

この記事によって少しでも「優しさの雫」について理解や共感を得ていただけると幸いでございます。

ご覧いただき、誠にありがとうございました!

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