B'z「愛のバクダン」
2005年3月9日にリリースされた38thシングル
「愛のバクダン」は、2005年に38thシングルとしてリリースされました。
イントロを聞くだけでも、血が熱くたぎってきませんか?
前年までは稲葉浩志も松本孝弘もソロ活動をしており、B'zの再始動第1弾となった「愛のバクダン」は、とにかくB'zらしい熱いメロディーが印象的な楽曲です。
もともとは14thアルバムの先行シングルとしてレコーディングをした楽曲で、コンセプトは「コピーをしてもらうこと」のようです。
そのため、出来るだけアレンジをシンプルにしたり、初回限定盤にはギタータブ譜もついているんですね。また初回限定盤の収録曲には4曲目には歌の練習用に使えるボーカルの音を消し伴奏のみが収録されており、5曲目にはギター練習にぴったりの、ギターソロを排除した音源が入っています。
コピーしたい人のためにこだわって作られたことが分かりますね。
「愛のバクダン」はテレビ東京「JAPAN COUNTDOWN」の3月エンディングテーマ曲や、ゼスプリ「ゴールド・キウイ」のCM曲も担当しました。
カップリングには初期のKISSをイメージして作られた「Fever」、そしてライブ未演奏曲でありこのCDでしか聞けない「甘く優しい微熱」が収録されていますよ。
3種類のMVが存在する?!
「愛のバクダン」には、MVが3つもあるんです。
1番最初に制作されたのが、ソロ活動をしていた2人が、沖縄で出会って復活を告げるという構成になっているMV。サビでブランコのシーンが挿入されています。
2番目は、スタジオで演奏されたフルバージョンで収録されたものです。B'zではお馴染みの火薬があちこちに飛び散る演出が印象的です。このMVは「B'z The Best XXV 1999-2012」の初回限定盤特典DVDに収録されています。
そして3つ目が、14thアルバム「THE CIRCLE」のプロモーション用にL.A.ver.があります。
一つの楽曲で3つのMVを作ってしまうのですから、B'zとしてもかなり力の入れた楽曲なわけですね。
B’zのライブには欠かせない定番曲!
TVでも最多演奏楽曲
「愛のバクダン」は、とにかく盛り上がれる楽曲です。「ギリギリchop」や「ultra soul」と同様に人気の高い楽曲で、ライブでもかなりの回数を演奏されているんですよね。
B'zの楽曲数は約380曲ぐらいあるのですが、ライブ演奏回数はTOP15に入ります。もはやライブには欠かせない楽曲となっています。
さらに「愛のバクダン」は、TV演奏が最多の楽曲なんです。全くTVでは披露されなかった「裸足の女神」とは正反対で、数々の音楽番組で披露され、アゲアゲなテンションへと導いてくれました。
「愛のバクダン」の歌詞
壊したいのは、不完全な世界
今日も一日 不完全な世界
きみが泣かなくても 誰か泣く
人がこしらえた 悲しみのからくり
なんとかできるのは ふとしたSmile
1.2.3
出典: https://twitter.com/lighter_sun/status/300983173993619459
毎日生きている中で出会う「理不尽」や「不条理」。
なんで、私だけこんな目に合わなければいけないの?とつらい経験をしたことは誰にでもあるのではないでしょうか。
そんな理不尽なことが多い世界をよくよく見てみると、人間関係が原因ということも多いと思います。
この曲の主人公にとって、「完全な世界」は、みんながそんな苦しい気持ちを抱かなくてもいいような「愛のあふれた世界」。誰かのためを思って行動できる”愛”をみんな持っている世界です。
「理不尽な世界」から「完全な世界へ」そのきっかけは、ちょっとした笑顔。
まさに幸せな世界を表現したCMがあるのでぜひ見てください。
愛をばらまいてくれ!
愛のバクダン もっとたくさん おっことしてくれ
ねむれない この町の ど真ん中に
愛のバクダン もっとたくさん ばらまいてくれ
すれ違う 人たちの ポケットに
今こそ手をあげ 戦うべきは
すべて燃やしつくす jealousy
出典: https://twitter.com/XXVIII09230327/status/917894450054967296