カメラの前で歌う僕も TV越しに見る君も
世界中の悩みも 全て乗せても今日も地球は宇宙でポツンと浮いている
険しい山道 沢山の人が歩いた
そこに道が出来たのに歩かず 横の森に飛び込む僕らもいつも浮いてる
8年前から僕らのファンだったさ
いつもライブハウスの端っこでさ
曲を聴きながら泣いてた 寂しそうだったあの子が
会場で出逢った人と こんど結婚するんだってさ
幸せになってね 『来世では僕とも一度は付き合ってね』
出典: ENOUGH-1/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
現代社会を生きる自分たちを含めたすべての人々。
そこにあるたくさんの抱えきれない悩みすら乗せて、きょうも地球は広い宇宙の中一人で回っています。
宇宙に佇む地球に対して描かれるのは、先人たちの歩いた道をあえて通らないでここまでたどり着いたUVERworldという存在。
そんな彼らのライブ会場で起こった一つの素敵な出会い。
こんな温かい現実もあることを知ってほしかったのではないかと思います。
男前な一言と共に、限りなく実話といえる歌詞ではないでしょうか。
うわべに惑わされるな
ただ見た目が良いだけの人達の言葉じゃ 心に響かなかった
歌が上手いだけの人の旋律じゃ 心までは動かなかった
報道番組の放送されないような本当の部分の事
自主規制して逃げんなよ 本気の言葉に飢えてんだよ
出典: ENOUGH-1/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
表面だけ着飾って取り繕っても中身は空っぽ。
そんな人たちの発する軽さしか感じない言葉なんて心に響くわけないでしょう。
ただうまく歌える人の歌を聴いて感動できますか?
歌とはそこに心があってこそ成り立つもの。
伝えたい思いがあってはじめてなにかを感じることができるのではないでしょうか。
うまく表面を技術でカバーしたとしても、人の心を動かす力はそこにありません。
世間でも本当に大事なことは隠されたまま。
自分も知らず知らずのうちに逃げてはいないでしょうか。
誰もがどう思われるか、人の目を恐れて本音を言わない世界。
適当な嘘をつくほうが楽なこともあります。
いくら仲が良くても本心でぶつかりあうことは避けているのでしょう。
本気の言葉を聞くことも少なくなったように感じます。
ただ綺麗や可愛いだけの人の心まで愛せなかった
日々の苦悩や苦労を知らない人の心は 何かが欠けてた
幾つか君さえ気付いてない 僕にしか見えてない物だってある
僕さえ気付いてりゃ良い 確かにある君の素敵さを
出典: ENOUGH-1/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
悩むこともなく、辛い経験をしたことがない人間には他人の苦労なんてわかりっこありません。
いくら優しいふりをして思いやりのある言葉をかけても、そこに本当の温かさは感じられないのです。
どんなに上手に取り繕ったとしてもわかる人にはわかるもの。
自分だけ真実が見えていれば十分なこともあります。
他人とは違う、自分の目にしか映らないこともあるのです。
どれだけ人として魅力があるのか、その素敵さをわかってくれる人が一人でもいる。
確かにそれだけで十分かもしれません。
-1を+1へ
高く飛びたいのなら 一度低くしゃがめよ
助走をつけて飛ぶなら 後ろへ下がっても良いだろ
高く飛びたいのなら 一度低くしゃがめよ
助走をつけて飛ぶなら 後ろへ下がっても良いだろ
希望なんて探してみたり
酒とタバコやめてみたり
柄にもなく神頼み 小さな験を担いでみたり
何十回転んで良い 何百回転んで良い
転んだ回数プラス1が 起き上った回数なら良い
出典: ENOUGH-1/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
前に進んでいくには、ときには後退しなければなりません。
上を目指すために小さな試行錯誤を繰り返すことも必要なのです。
後々考えれば意味がないと思える行動もあるかもしれない。
でも満ち足りていない自分に不満を抱き続けるより、すぐそこにあるプラスの存在に目を向けるべきでしょう。
どれだけ失敗したとしても、また起き上がることができるのです。
少しずつ進みながら積み重ねていけば、たった1つでも現状よりもプラスになるのだから。
本気の言葉に触れろ
ただ見た目が良いだけの人達の言葉じゃ 心に響かなかった
歌が上手いだけの人の旋律じゃ 心までは動かなかった
報道番組の放送されないような本当の部分の事
本気に触れたくて 俺達のことを聴くんだろ?
高く飛びたいのなら 一度低くしゃがめよ
助走をつけて飛ぶなら 一歩下がってみても良いだろ
いつも強さは 弱さから生まれる 欠点さえもそう 天からの恵み
出典: ENOUGH-1/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
人とはきっと、現状に満足することのない生き物です。
自分に欠けているものや、自分が持っていないものにばかりどうしても目がいってしまいます。
それは決して悪いことだけではなく、向上心にも繋がるものです。
しかしなにかが足りないと嘆いているだけでは、結局なにも手にできず、不満を抱えて生きていくだけかもしれません。
大切なものほど誰かが与えてくれるのではなく、自分自身の力で手に入れるもの。
本当の強さは弱さがないと成り立ちません。
弱さを知って受け入れることで人は強くなっていきます。
誰にでもある欠点さえ使いようによっては自分を奮い立たせる活力にもなるのです。
一度満足してしまえば、気づけないこともたくさんあるのではないでしょうか。
【ENOUGH-1】をどう捉えるのか、その結果はすべて自分次第。
「-1」から「+1」へ変えられるかどうかも自分次第です。
UVERworldの本気の言葉に触れることで答えが見えてくる気がします。
最後に
【ENOUGH-1】の歌詞にはキレイごとやうわべではない本当の気持ちを教えてくれる熱いメッセージが込められていました。
UVERworldの楽曲からは「まだまだこんものじゃない」と現実に立ち向かう勇気がもらえます。
最後に関連記事をご紹介します。
ぜひ彼らからの本気のメッセージを受け取ってみてください。