りりあ。【ばーか。】歌詞の意味を考察！なぜ彼の言葉に騙された？ありのままの私とこれからの二人を紐解く

2019年からTikTokやYouTubeで活動を始めると、その透き通る歌声と表現力で瞬く間に話題となったりりあ。

2020年11月には、デジタル配信に特化したトイズファクトリー内の新規レーベル「VIA」の第一弾アーティストとして所属が決定しました。

そして2021年2月にはMステに初出演を果たすなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活動の幅を広げています。

また、りりあ。と同じくTikTokでの活動から話題となり、2021年9月にはメジャーデビューアルバムをリリースするあれくん。

そんな勢いのある2人のアーティストが2020年に共同リリースした曲が、「ばーか。(feat. あれくん)」です。

「ばーか。(feat. あれくん)」は、2020年6月に配信サービス限定リリースされました。

「ばーか。」はもともと、あれくんが作詞作曲し、2019年にYouTubeで公開していた楽曲です。

そのときはあれくんひとりで歌っていました。

あれくんは、恋愛中の女の子の気持ちを代弁するような歌詞が人気。

この「ばーか。」という楽曲からも、その魅力を感じることができます。

そして2020年に、あれくんがりりあ。に声をかけて「ばーか。」を共同リリースすることになりました。

「ばーか。」の歌詞は、付き合っている男女2人のそれぞれの心境を交互に描くという形になっています。

最初は女性側の心理。

付き合ってからしばらくたった彼への不安な想いが歌詞から伝わってきます。

この女性側の歌詞だけだと、男性側が何を考えているのか伝わってきません。

ですが、その次に描かれるのは男性側の心理。

そして、本当は2人とも同じ気持ちなのだということが分かります。

片方だけではわかりませんが、両方の心理を描くことで、すれ違う2人の気持ちが浮き彫りになっています。

女性側の歌詞を歌っているのはりりあ。男性側の歌詞を歌っているのがあれくん。

それぞれのパートを男女2人が歌うことによって、歌詞がよりリアルに響いています。

それでは、歌詞の内容を見ていきましょう。

ここでは、女性側の不安な心理が描かれています。

この描写、すごくリアルだなと思います。共感する方も多いのではないでしょうか。

一緒にいるのにずっと携帯ばかり見られていると、とても寂しく感じてしまいますよね。

それに、ずっと自分の話ばかりでこっちの話を聞いてくれないのも寂しいものです。

本当はもっと構ってほしい、もっと話を聞いてほしい。

きっと、付き合いたての頃はそうではなかったのでしょう。

彼女は、付き合いたての初々しかった頃に戻りたいと思っています。

現状に対する不安や不満が感じられますね。

一緒にいるのに携帯ばかり見ている彼氏。

こんなんだったら一緒にいる意味ない。彼女がそう思ってしまう気持ちも共感できます。

そして意を決して別れを切り出すと、彼氏はそんな時だけ反省する態度を見せます。

それなら、もう少しかまってくれればいいのに…。

そう思いつつ、本当は彼女も別れたくないのでしょう。彼のことをそっと抱きしめます。

そっと、だけどぎゅっと、という部分に、彼のことが好きだという控えめだけど強い想いが感じられます。