甘酸っぱい青春が詰まった1曲「ライトブルー」

【ライトブルー/江本祐介】恋に落ちる瞬間を描いた歌詞を解釈!空の色も周りの景色も全てが鮮やかに色付くの画像

今回紹介するのは、2016年7月8日にリリースされた江本祐介の7インチシングル「ライトブルー」。

7インチでのリリースというのが、ラップグループ「ENJOY MUSIC CLUB(以下EMC)」でも活動する江本らしいですね。

なんでもこの曲、元々はシングルとしてリリースされる予定で制作されたわけではなかったそうですよ。

元々はPVの挿入歌だった

【ライトブルー/江本祐介】恋に落ちる瞬間を描いた歌詞を解釈!空の色も周りの景色も全てが鮮やかに色付くの画像

元々「ライトブルー」は乃木坂46、桜井玲香のPVの挿入歌として制作された楽曲でした。

このPVの監督を務めたのが江本も所属しているEMCでラップと作詞を担当する松本壮史。

PVのラストで男の子が恋に落ちるシーンがあり、その瞬間に流れる曲が必要だということで江本に依頼したとのこと。

当初はそのシーンだけで使う曲だったので、数十秒の短いものでした。

しかし、江本本人も曲を気に入っていたのでしょうね。

後に1曲分の長さに作り直し、リリースすることになります。

ちなみに「ライトブルー」というタイトルを考えたのは松本だとのこと。

江本は初め、恥ずかしいと言って嫌がっていたそうですよ。(笑)

元々は挿入歌だというこの曲。

そのシーンのために作られたこともあって、まさに甘酸っぱい青春が詰め込まれた1曲になっているのではないでしょうか。

「ライトブルー」はこんな曲

歌とピアノからさわやかに幕を開ける「ライトブルー」。

そこに後から加わる電子音のハンドクラップが、アッパーな雰囲気を引き立てます。

イントロからは4つ打ちのビートが鳴り始め、カッティングギターにトランペットなどのファンキーなサウンドを展開。

その中にラテン風の細かいパーカッションが混ざっているのがこの曲の特徴的な部分でしょうか。

揚々とした、夏っぽいイメージを引き立てています。

懐かしさを感じるメロディ

サビのメロディはまさに青春を表したかのようなイメージ。

モダンと言うよりはどこか懐かしい雰囲気を持ったメロディと、江本の飾らない歌い回しがそれを掻き立てているのでしょう。

江本の作曲センスはもちろんですが、その歌声がシーンにハマると判断した松本の審美眼も流石のものですね。

女子高生20人が主役のMV

「ライトブルー」はMVも青春全開の映像になっています。

主役は現役女子高生20人。

文化祭までの一週間を一発撮りの長回し映像で表現したものです。

一発撮りという手法がよく効いていて、わざとらしさのないリアルな姿が収められていますよ!

シーンは文化祭での出し物の話し合いの場面から。

ダンスをすることが決まり、そこから文化祭へのカウントダウンが始まります。

Tシャツの背中、漫画の中など様々なところに残り日数を表示。

字幕で付けたものとは違った、アナログ感が学生らしさを引き立てます。

文化祭当日を迎えたラストシーンは圧巻。

体育館のステージからグラウンドへと流れていくダンスには思わず見惚れてしまいます。

元気に楽しく!

何よりも印象に残るのは、楽しそうな生徒たちの表情。

撮影が和やかなムードで行われたことが伝わってきます。

MVの最後には演技指導をする声も少しだけ登場。

内容は「元気に楽しく!」というもの。

この監督があってこそ、女子生徒たちのそのままの魅力が引き出されたのではないでしょうか。

MVの制作に至ったのは?