ASIAN KUNG-FU GENERATION「アンダースタンド」を紹介！隠れた歌詞の意味は？

ASIAN KUNG-FU GENERATION（以下アジカン）のボーカル後藤が作詞の時に歌詞を縦書きで書いているのはご存知ですか？

ちょっとした豆知識なのですが、後藤本人が「横書きで歌詞を書いた時に違和感を感じる」と語っているだけに興味深い話ですよね。

また、彼の作るの楽曲の歌詞には独特の世界観が広がっているようにも感じます。

では今回紹介する「アンダースタンド」はどんな歌詞で、そこにはどんな意味が隠されているのか、紐解いてみましょう。

「アンダースタンド」＝日本語訳で理解できる、もしくは理解できますか？となります。

軋んで壊れそうな心、あなたは理解していますか？

歪んでいると感じているなら、先ず自分を大切にしてみましょうよ！と聴こえます。

愚痴を言い合って夜を明かしても、朝日を浴びたら忘れるような事もないでしょうか。

でもそれができるのは若いからです。しがらみから開放されたいと思う心も苦悩も実はちょっとしたことでほぐれてしまいませんか。

毎日がどんなにつまらなくても、

つまらないと思った心に従ってみませんか。

もしも諦めてしまうなら、人生は一度きりだから思い切って変えてみませんか、そんな風に聴こえます。

歌詞の解釈は人によってそれぞれですが、作詞者の毎日変わらないことへの憤りも感じる部分です。

でも理想と現実のギャップに悩んでも、その悩みを諦めずに持っていればいい、と聴こえますね。

毎日毎日同じことで怒られても、

理不尽でどうしようもなくなっても、

諦めることだけはしないで、耐えてみよう、きっといつか変わる時が来るから。

ここの「きっといつか…」の後に続く言葉は「諦めちゃダメだ」と続くように思えます。

最後まで言い切らないのは、「そこまで言わなくてもわかるだろ」とアジカンからあなたへのメッセージなのでしょう。

これ以降の「アンダースタンド」は「君の気持ち、わかるよ！」と投げかけているように思います。

毎日つらいよね、罵られてショック受けたよね、ふさぎ込んでしまいたくなるよね。

それも全部理解できる、でもそれでも、あとになってなかったことにしないようにしようよ、

そんな様に聴こえませんか？

「アンダースタンド」は「つらい気持ちもわかるわかる！でも捨て去らないでそれすら持って生き抜こう！」といったアジカンからの強烈なメッセージに聴こえます。

「アンダースタンド」が収録されたアルバムは『君繋ファイブエム』です。

この『君繋ファイブエム』はアジカンがデビューした2003年の記念すべき1stアルバムで、インディース時代に作られた曲も含めて全12曲収録されています。

「アンダースタンド」は4曲目に収録、他にも「君という花」、「ノーネーム」といったアジカンファンにはおなじみな曲が収録されています。