「Letters」についての情報!
両A面シングル「SAKURAドロップス/Letters」
楽曲「Letters」が初めて音源として発表されたのは、2002年5月に発売された両A面シングル「SAKURAドロップス/Letters」でした。
両A面という発売のされ方でしたが、「Letters」はMVが作られることはありませんでした。
オリジナルアルバム「Deep River」に収録!
「SAKURAドロップス/Letters」が発売されてから、約1か月後に発売された3枚目のオリジナルアルバム「Deep River」に、「Letters」は収録されています。
このアルバムは、2002年のオリコン年間アルバムチャートで1位を獲得し、累計売上は約360万枚という驚異的な売上となっています。
他のシングル曲としては、「SAKURAドロップス」はもちろん、「FINAL DISTANCE」、「traveling」、「光」が収録されています。
ベストアルバム「Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1」にも収録!
「Letters」は、シングル曲なので、ベストアルバムにも収録されています。
それが、2004年3月に発売された「Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1」です。
デビューシングル「Automatic/time will tell」から12枚目のシングル「COLORS」までを収録したこのベストアルバムは、2004年のオリコン年間アルバムチャートで1位を獲得しました。
デビューから2004年までの宇多田ヒカルの世界観を感じることのできる1枚となっています。
「Letters」の歌詞を読み解く!
「君」がいなくても一日は始まる
暖かい砂の上を歩き出すよ
悲しい知らせの届かない海辺へ
君がいなくても太陽が昇ると
新しい一日の始まり
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=66528
後の歌詞で、「置き手紙」と出てくるので、タイトルの「Letters」は「置き手紙」を指していると思われます。
単に手紙をやり取りするのではなく、置き手紙でのやり取りということは、いつも「君」と「私」は会っていないということです。
「君」がいなくても時が止まることはなく、太陽が昇り一日が始まります。
時間の経過が止まれば、会えるかもしれないのに、すれ違いの日々を送っているのです。
会えないからこそ、事故に遭ったなどの悲しい知らせは聞きたくありません。
もちろん、会っていても聞きたくはないのですが、「最後にきちんと会っておけば良かった」という後悔が強く残ってしまうと思います。
今日、見送ったのが最後の別れになることもあるのです。
手紙では声が聞けない
ああ 夢の中でも 電話越しでも
ああ 声を聞きたいよ
ああ 言葉交わすのが苦手な君は
いつも置き手紙
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=66528
手紙は物としてあとに残るというのが良いかもしれませんが、声は聞けません。
文章だけのやり取りでは、声が恋しくなるものです。
まして、「君」と「私」は普段会っていないので、なおさらだと思います。
置き手紙をするということは、おそらく家族間のやり取りです。
家族の声というのは、聞くだけで安心できます。
いつも聞いていると、うるさく感じてしまうかもしれませんが、なくなると寂しくなるものです。
周りの大人の声は、自分が生まれる前、母親のお腹にいる時から聞いている声です。
安心できないわけはありません。
また、「君」が結婚相手だとしても、好きになった人の声ですから、聞きたいと思うのは自然ですよね。
いくら「君」が言葉を交わすのが苦手でも、少しだけでも良いから声を聞かせて欲しいという思いが詰まっています。