『手紙～拝啓 十五の君へ～/アンジェラ・アキ』は○○に作った曲！？気になる歌詞の意味を徹底解釈！

この「手紙」は15歳の「僕」から未来の自分（あなた）に向けて書いたものです。

15歳というと思春期真っ只中、一番多感な年頃です。

大人から見れば、それはたいしたことがないかもしれませんが、15歳が抱える悩みは「僕」にとって生きるか死ぬか、それぐらい重いのです。

誰にも打ち明けられない悩みを、未来の自分になら打ち明けられる…

誰にも弱音が吐けないけれど、未来の自分になら弱音が吐ける…

苦しくて消えてしまいそうな「僕」は逃げ場もなく、辛い毎日を送っていることが伝わってきます。

歌詞を見るだけで胸が締め付けられます。

あの時は見えなかった物事が、今になって初めて見えてくることがあります。

15歳の自分にとっては暗闇だったけれど、大人になって振り返るとそれは決して辛いだけの日々ではなかったのです。

辛い日々には必ず終わりがあります。自分を見失いそうな時は「自分の声を信じて！」と伝えているのです。

15歳の時の悩みって何でしたか？

学校のこと、クラスのこと、部活のこと。大人になって振り返ると実に狭い世界で生きていた自分を痛感します。

でもあの頃の自分には、それが全てだったのです。人間関係に悩んだりイジメに悩んだり、部活が辛くて悩んだり、そういう辛い悲しい経験も大人になるための「糧」なのです。

そんなこと、大人になった今だから言えるけれど、当人にとっては死活問題です。だからアンジェラ・アキは歌で子供たちに「今の苦しみは一時だけのこと」「明るい未来が待っている」と伝えているのです。

「手紙～拝啓 十五の君へ～」は15歳の自分から未来の自分への手紙であると同時に、アンジェラ・アキが今を生きる子どもたちに思いを込めた歌でもあります。

その思いは年齢を問わず人々に感動を与えました。

だからこそ今でも多くの人たちに愛されている楽曲なのです。