まだ、何も知らなかった少年の頃。
誰もが、希望を胸に輝く明日を夢みていたことでしょう。
成長するにつれて、世の中を知り、傷つき、失いたくないものも出てきます。
怖いもの知らずだった少年は、そうして大人になって、今を生きています。
傍から見れば、周りがうらやむような成功や、地位や、夢を手にしていても、何気ない言葉に心の端が滲みます。
感じ取れるのは、心のうちに抱えた悲しみ。
誰もが、そういったものを抱えて生きているのです。
でも、そんな”君”がいるからこそ。
目標にして、生きていけるのです。
その姿を見て、勇気をもらって、強くなるのです。
光のあたる
夢見てた場所
必ず辿り着ける
君さえいれば
遠くに見えていた筈だったのに
いつの間にか広い海に出ていた
すれ違うだけの人 大切な人
離れていく人 そして愛する人
どうして僕らは出会えたんだろう
きっと、その答えは
この旅路の終わりで待っているから
出典: 君さえいれば/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
眩しい、憧れる場所に立っている”君”。
それを目標にして、ずっと歩き続けていきます。
憧れは、遠い世界だと思っていたら、いつの間にか自分もその世界の中にいたのでしょう。
いろんな人と出会い、そして別れも経験します。
それらは全て、運命だったのでしょうか。
その答えは、いつかこの道を終える時、わかるのかもしれない。
その道の終わりは、どこにあるのかは、わからないけれど。
これから先もう僕は逃げないだろう
もう二度と もう二度と 逃げたりしない
出典: 君さえいれば/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
揺るぎない存在の”君”。
”君”さえいれば、もうこの先を見失うことはないでしょう。
何もかも見失って、逃げ出したこともあったのかもしれません。
でも、”君”さえいれば。
これから先、きっと逃げずに進んでいくことを自分の中で誓います。
小田和正と清水翔太の織り成す世界に酔いしれて
清水翔太は、この曲の中の”君”は、小田和正のことだと語っています。
この曲を作るにあたって、憧れの大先輩であった小田和正と一緒に曲を作りたい、という強い気持ちを素直に表現したそうです。
大海原の中で燦然と輝く”君”=小田和正の存在は、清水翔太にとって揺るぎない道しるべなのかもしれないですね。
またこの曲は、聴く人のその時の状況や想いによって”君”を恋人や家族、もしくは夢など、そういうものに置き換えると様々な捉え方ができます。
清水翔太の小田和正への想いを表現しつつ、いろんな人に寄り添う、魅力ある楽曲となっています。
この奇跡のようなコラボ曲が実現したことに、感謝したくなってしまいますね。
是非一度、目を閉じて、この世代も音楽性も違う2人が織りなす曲に、耳を傾けてみてください。
その世界に、きっと圧倒されてしまうことでしょう。
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