ONE OK ROCK
日本の4人組ロックバンド。
2005年に結成され、一時的に5人組となるも、2009年にメンバーが脱退し、ボーカルのTakaを含む4人組で活動を行っています。
バンド名のONE OK ROCKは、メンバーがよく深夜1時に集まって練習をしていたことから名付けられたそうです。
だからONE OK ROCKと書いて"ワンオクロック"と読むのです。
海外では、"ワンオーケーロック"という読み方でデビューしています。
2010年の4thシングル「完全感覚Dreamer」でオリコンチャートトップ10入りし、2011年の5thアルバム『残響リファレンス』で週間チャート2位を獲得し、完全にブレイクしました。
また2015年には7thアルバムの英語版『35xxxv Deluxe Edition』を海外でリリースし、世界的なバンドとしての道を歩んでいます。
メンバー一覧
Taka(タカ、本名:森内貴寛、 1988年4月17日(29歳) - )東京都出身。 Vocal。
Toru(トオル、本名:山下亨、 1988年12月7日(29歳) - )大阪府出身。 Guitar
Ryota(リョウタ、本名:小浜良太、 1989年9月4日(28歳) - ) 大阪府出身。 Bass
Tomoya(トモヤ、本名:神吉智也、 1987年6月27日(30歳) - )兵庫県出身。 Drums
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ONE_OK_ROCK
ボーカルのTakaがほとんどの楽曲の作詞・作曲を手がけています。
彼は森進一と森昌子の息子ですが、高校時代にロックに目覚め、ONE OK ROCKに加入したそうです。
自主制作デモCDやインディーズ・ミニアルバムの発表。関東近郊ツアーなどインディーズとして活動の後、2007年に1stシングル「内秘心書」でメジャーデビューします。
また2007年には1stアルバム『ゼイタクビョウ』をリリース。
今回紹介するのは、このアルバムに収録された『夜にしか咲かない満月』です。
『夜にしか咲かない満月』をYouTubeでcheck!
LIVE映像に思わずテンションがあがりますね。
冒頭のアルペジオから疾走する曲です。格好良いですね。
熱くどんなことを歌っているのか、解釈します。
「夜にしか咲かない満月」の歌詞を解釈
C Am A# Dm C Am A#
正しい事なんて何もないこの世界で
Dm C Am A# Dm C Am A#
正そうとしてるヤツは知る限りは偽善者で
Dm C Am A# Dm C Am A#
こんな僕らでもわかるアンタらのその行動は
Dm C Am A# Dm C Am A#
どう見てもくだらない互いの傷のなめ合いで
出典: 夜にしか咲かない満月/作詞:TAKA 作曲:TAKA
まずこの世界には正しいことはないと言っています。
そして知っている範囲では、この世界を正そうとしている人は偽善者と歌っています。
ここでは正しさというものが失われているのです。
A7 Dm C A7 Dm G7
時に人は 当たり前を履き違えてることがある
A7 Dm C A#
それを気づかせてくれるのは
C A
Maybe, it's more simple thing
出典: 夜にしか咲かない満月/作詞:TAKA 作曲:TAKA
この世界の当たり前を履き違えている。
そしてその当たり前のことを気づかせてくれるのは"よりシンプルなことかもしれない"のです。
でも、このシンプルなこととはなんでしょうか?
A# F C Dm
月光よ今照らせ! 間違えそうな僕らを
A# F C G7
ひたすら照らし続けて 転ばぬようにと
Am A# F C Dm
僕らをいつも誘う 正しい未来の光は
A# F
ネオンや街灯じゃなくて
C
夜にだけ咲くまん丸い満月
出典: 夜にしか咲かない満月/作詞:TAKA 作曲:TAKA
月明かりよ、間違えそうな僕たちを照らしてくれと歌っています。
そして正しい未来は人工的な光ではなく、あの満月の光だと歌っています。
A7 Dm
嫌われて孤立するより
C A7 Dm G7
嫌って敵作る方が
A7 Dm C A# C A
今の今までは少し楽なんだそう思っていた
出典: 夜にしか咲かない満月/作詞:TAKA 作曲:TAKA
嫌われるよりも、嫌うことで敵をつくりなんとか人生をやってきた。
そういう経験が歌われています。
敵をつくり、その敵と戦って生きてきたのでしょうね。
でもそういういざこざよりも、本当に正しいことは、月の光が照らしてくれる。
そういう思いがあるのでしょう。
G7 Am A#
ありふれたモノのせいで 汚されたこの球体に
F C
月(それ)は僕らが生まれる前から
G7 Am A#
背を向けずに光を与え続けてくれていた
C
絶望的なこの僕らに
出典: 夜にしか咲かない満月/作詞:TAKA 作曲:TAKA
物質的な繁栄の中で、地球は汚されてきたと歌っています。
でも月はずっと昔から輝いていた。
この月明かりがこの歌の世界観の中では救済の光なのです。
物質的なもので溢れた世界は正しい方向へ向かっているのでしょうか?
何か善いことをしたいと思っている人はすべて偽善者なのでしょうか?
でも月明かりはそのすべてを照らしています。
そして真実が明らかになった時、どうなるのでしょうか?