【Crosswalk/鈴木みのり】セカンドシングルのMV公開☆「あまんちゅ！～あどばんす～」OP曲！

鈴木みのり自身が高校を出て数年です。

ですから放課後や下校時間という、「何もないけど心に残る毎日」がまだ身近に思えるのでしょう。

MVはそうした毎日を描いた坂本真綾の詩に共感したようなイメージに仕上がっています。

人気のない伊東高校の校庭や、高校前のバス停。

歌詞の内容そのままの場所で唄うその姿からは、楽曲への深い愛情と、強いこだわりが伝わってきます。

そして伊東市の何気ない日常と海辺の景色は、アニメの風景をオーバーラップさせてくれます。

聴くものをしっかりと「あまんちゅ！～あどばんす～」の世界へと連れ戻してもくれるのです。

だからなのでしょう。

海辺の街の日常に溶け込んでいくかのようなその歌声は、聴く人を追憶の世界へ誘います。

自身の記憶の中の高校時代へと、ゆっくりと引き戻していってくれるのです。

そして、鮮明だけどどこかセピアがかって見える伊豆の風景。

そんな映像が自分の通った学校のある街であるかのような、錯覚さえも感じさせてくれるのです。

名曲といわれたバラードは数多くあります。

しかし歌詞とメロディ、そして歌い手のインスピレーションがこれほどマッチした楽曲は多くありません。

また、MVにはアニメ的な要素はほとんど登場しません。

しかしそれでもYou tubeのコメント欄には、公開日以降ひっきりなしに書き込みが続いています。

それだけアニメファン以外の人たちの心も、揺さぶってきたということなのでしょう。

だからこそ鈴木みのりの「Crosswalk」は、原作やアニメファン以外の人にも聴いて欲しい楽曲といえます。

音楽ファンにこそ聴いてもらいたい、バラードの名曲だといえるのです。

この曲に触れた人々を、MVを観る人々を追憶の世界へと旅立たせてくれます。

誰もの胸の内にある情景を切り取った、至極の語り唄へと仕上がっているのです。

思い出は、傷ついた心に癒しを施してくれます。

仕事や勉強、他人との関係に疲れたときには、「Crosswalk」で坂本真綾の真っ直ぐな詞に浸りましょう。

北川勝利の心温まるバラードが癒しの空間へと誘ってくれます。

そして鈴木みのりの透き通った伸びやかな歌声が、そっとあなたを、優しく包み込んでくれるはずです。

また「Crosswalk」とは違いファーストシングルの「FEELING AROUND」は、明るく楽しい楽曲です。

そちらも鈴木みのりの魅力の一面なので、以下の記事も参考にしてみてください。