【20825日目の曲/嵐】二宮和也が歌詞に込めたお母さんへの想いとは？！アルバム「LOVE」収録☆

歌い出しの部分は、まさに家族ですよね。家族はとても近い関係で、いて当たり前の存在です。ややもすると空気のようになって、感謝の気持ちを忘れてしまいますよね。

だからこそ、これまできちんと考えたことがなく、自分でも驚いているのでしょう。

家族だから、いちいち「あれがこうなってさ…」なんて説明しなくても分かり合えます。ただなんとなく、感覚的なものでつながっていますよね。

世の中難しいことが多いですが、たまには何も考えず、大声で笑っちゃえばいいんじゃない？そんなゆるやかな空気感もまさに家族です。

親子の関係というのは、良くも悪くも一生変わることはありません。そんな中で、二宮くんはお母さんの子供であることを誇りに感じているのですね。

こんなこと、面と向かってはなかなか言えません。ましてや二宮くんはそういうことを素直に言わなそうですよね。

だからこそ歌にしたためたのでしょうが、こんな風に歌われたら泣いてしまいそうですね。

「恥ずかしいから言ってないけど」というところが二宮くんらしく、愛情の裏返しといった感じがして素敵です。

二番ではリアルな話題です。白髪が増えてきて、だんだん年齢を感じるようになってきたのでしょう。足腰も弱ってきますし、いつまでも元気というわけにはいかないですよね。

そうした変化に対する気遣いや寂しさ、そして優しさが入り交じった絶妙な歌詞です。「もういいんじゃない？」と言いつつ、優しすぎるから無理だというところに、お母さんの人柄が出ています。

感謝の気持ち、思いやる気持ちはあっても、全然ドラマチックに書けない…でも、それが家族なのでしょう。変に飾る必要はありません。

かっこ悪くても普通すぎても、それが家族なのですからね。だからこれからも肩肘張らずにこのまま行こうよ、と語りかけるような歌詞が温かいですね。

どれほど大人になっても、嵐として人気が出て、親孝行出来るようになっても、お母さんという存在はとても大きくて、超えることができないのでしょう。

それが親というものかも知れません。二宮くんもそれをひしひしと感じていて、いつか偉大さに気づくのが悔しいと言っています。

きっと、悔しくもあり感謝の念もあり、とても複雑な心境ですよね。隣で当たり前に世話をして、笑っているお母さんは、実はとてつもなく偉大な人だ。

尊敬とも畏怖とも言える感情を、上手く歌っていると思います。深いですね。

いつか親になったら嫌でも分かる母親の偉大さ。その時、きっととても悔しいのでしょう。だからすごい人だなんて子供には言わないんだというのが、とても可愛らしいですね。

子供なりの精一杯の強がりであり、愛情表現だと思います。素直に言えないからこその、最後の「でもありがとう…」が泣けますね。

絶対に言わないけど、心の底から感謝しているよ。そんな思いが込められているような気がします。こんな素敵な息子を持って、お母さんの和子さんは幸せですね。

二宮くんはこれまでにも多くのソロ曲を手がけてきました。自分の言葉で歌っているからこそ響くものがありますよね。

アイドルとしてではなく、人としての二宮和也がそこにあるように感じます。ファンにとっては、素の二宮くんを感じられる数少ないものがソロ曲なのではないでしょうか。

「20825日目の曲」というタイトルに込められた熱い想い。クールな顔からは微塵も感じさせない照れや感謝など、等身大の二宮くんが詰まった素敵な曲ですよね。

この曲は、ファンの間でも人気の高い曲になっています。気になる人は、ぜひ「ARASHI Live Tour 2013 “LOVE”」のDVDをチェックしてみてくださいね。