全ては君から始まった

Cuz it's all because of you
Cuz it's all because of you

出典: 傘拍子/作詞:野田 洋次郎 作曲:野田 洋次郎

“これは全部君を原因に湧き上がる感情だから”

「because of」は原因を示す言葉。

日本語でいうと「君のせい」という表現になるのですが、ネガティブな要素は含んでいません

「君から始まった」とか「君がいるから生まれた」というニュアンスです。

僕がおかしくなったのは…

I wish my name were something like ‘Darling' or ‘Dear
Then every time you call my name we'd be as if we're pair
I know for sure my brain is need to be repaired
I'm afraid to say but you're the one who made me a hare

出典: 傘拍子/作詞:野田 洋次郎 作曲:野田 洋次郎

“僕の名前そのものが「あなた」とか「愛しい人」だったらいいのにな

それなら君が僕の名前を呼ぶたびにカップルみたいな気持ちになれる

僕の思考は修理が必要なくらい壊れてるって分かってる

ハッキリ言うのは怖いけど 君が僕を愚か者にしたんだよ”

野田 洋次郎と彼女は実際に別れを経験しました。

でも別れが受け入れきれず、無理矢理にでもカップル気分を味わう方法を思いついたのでしょう。

それが、そもそも自分の名前が「彼氏のことを示す愛称」であること。

自分でもおかしい発想だと分かっている。

でも、この思考の原因は全て君。

そう歌っているのでしょう。

ですが、君を責め立てたり被害者意識を持っているわけではありません。

君は僕をこんなに好きにさせるほど魅力的だった

そんな意味合いが隠れているのだと思います。

主人公の望みは何?

苦痛のもとを辿れば「こうであってほしい」という理想と現実のギャップがあるでしょう。

主人公の願望はどんどん膨れ上がっていくのですが、その願望に隠れた背景を読み取っていきます

これが僕の生きる道

And it's the only ‘I' can be
It's the only ‘life' I can live

出典: 傘拍子/作詞:野田 洋次郎 作曲:野田 洋次郎

“そしてこれが僕らしくいられる唯一の方法なんだ

僕が生きられる唯一の人生なんだ”

君のことが好きすぎる主人公は「君と過ごす世界」をどこまでも望みます。

客観的に見ると、とても辛そうですね。

でも、主人公にとってはこれが一番の選択のようです。

苦痛を味わってでも君が必要な自分であり続けたい

そう考えているのだと思います。

何を後悔している?

I wish that I could be the laces on your shoes
Then I'll trust you I'll never let you
stumble and make you a bruise
I wish that I could only breath in front of you
Then I guess I'll just have to turn my life for you

出典: 傘拍子/作詞:野田 洋次郎 作曲:野田 洋次郎

“君の靴紐になってしまいたい

それなら僕は君を信用することができた

そして君が転んだりしないように守り抜くこともできた

君の前だけで息ができることになればいいのにな

それなら君のために生涯を捧げる必要が生まれる”

主人公の願いが次々と溢れだします。

これらの願望は後悔の裏返しかもしれません。

君を信用しきれず傷つけてしまった。

君を守り抜くことができなかった。

そんな自分の弱さを悔やんでいるのだと思います。

そして、最後の後悔は「君に生涯を捧げられなかった」こと。

いっそ、そうしないと窒息してしまうくらいの制約があれば、叶えられたかもしれない。

そう考えているのだと思います。

この楽曲やアルバムが生まれた理由

最後に数々の願望が溢れだすのですが、次は「非現実的」なものではありません。

どれもに「信念」が宿っていて、いくつもの名曲を生み出した原動力を覗き見ることができます。

君への想いがどのように音楽に繋がるのか…一緒に迫りましょう。

君に捧げる音楽


I wish that I could play the music that you'll like
I wish that I could play the role within your life
I wish that I could write the lyrics that you'll love
I wish that I could be the emblem of your love
I wish that I wish that I

出典: 傘拍子/作詞:野田 洋次郎 作曲:野田 洋次郎