PLAYはどんな楽曲?
今回ご紹介するPLAYはフジテレビ系『めざましテレビ』のタイアップとして制作されました。
シングル「スノーマジックファンタジー」や「炎と森のカーニバル」のリリースで多忙を極める中、限られた時間でsaoriが作詞作曲したそうです。
短期間で制作されたからこそ、ポイントを押さえた音選びと、ストレートなメッセージの曲になっています。
タイトルである「PLAY」はゲームを「プレイ」するという意味。
楽曲はゲームをプレイするかのようにストーリーが進んでいく構成となっています。
また、SEKAINO OWARIが得意とするマーチング系のサウンドが、ゲーム色をより強くしているのも聞きどころ。
それではゲームの世界観満載の歌詞を見てみましょう。
曲の始まりはゲームの開始から
ゲーム開始とともに曲がスタート
1番のAメロは、ゲームを起動し、冒険に出るところから始まります。
「おはよう」さあ始めようか
ゲーム開始のファンファーレ
消えた宝の地図を右手に
こん棒左手に出発だ
出典: PLAY/作詞:saori 作曲:saori
豪華な伴奏から曲は始まります。
この伴奏はまさに歌詞で表現されている「ファンファーレ(式典で演奏する華やかな楽曲)」そのものです。
ひとことめの「おはよう」はゲームを起動したときに表示されるメッセージみたいですね。
主人公は地図と武器を持って冒険へ出発します。
ゲームを進めるうちにダンジョンで行き詰まる
「すすむ」「にげる」「たたかう」ボタン
何度も選択していくうち
辿りついた いばらのダンジョン
険しい道にはばまれるの巻
出典: PLAY/作詞:saori 作曲:saori
ゲームをプレイしていると、中盤で攻略に手こずる場面が出てくることがありませんか?
この曲でもストーリーを進めていくうちに、難しいダンジョンに行きつきます。
このダンジョンで主人公は行く手を阻まれてしまいます。
何度もトライ
してもコンティニュー
魔法くらい使えないか?と
僕の呪文の書を見ると
こう書いてあるんだ
出典: PLAY/作詞:saori 作曲:saori
ダンジョンをクリアしようと何度も挑戦し、失敗し、やり直します。
まるで何度もゲームをリセットするようですね。
こん棒一つではどうしても太刀打ちできないと主人公は判断したようです。
そして、魔法を使うべく呪文の書を見ましたがそこには、思いがけない「魔法」が書かれています。
現実世界を投影したような展開が訪れる
サビでこの曲における重要なメッセージが発せられます。
呪文の書に書いてあった「魔法」とは?
「魔法」というと、現実をくつがえすような特別な能力を想像します。
よくゲームの中では炎や氷を操ったり、特殊能力を発動します。
新しい何かを生み出して太刀打ちするような「魔法」が多いのではないでしょうか。
ところがこの曲は、現実世界を投影しているかのような歌詞です。