ずっと真夜中でいいのに。【またね幻】歌詞の意味を解釈！最後に何を見つけたの？明らめたい真意を紐解く

彼の想うことすべてをさらけ出して欲しいと嘆く主人公。

他の物を捨ててでも彼のすべてを手に入れたかったのです。

しかし、彼のことをわかろうとしたときにはすでに、彼との日々は幻になっていました。

手遅れだったかもしれないけれど、主人公の中で彼が消えることはありません。

歌に彼への想いを綴っておけば、その歌を思い出すたびに彼に会うことが出来るのです。

そうして主人公は、彼を歌の中に閉じ込めます。

これまで彼への未練を引きずり続けていた主人公ですが、そこに前向きな気持ちが芽生えます。

隣には居ない彼との思い出で生きてきた主人公。

今までは過去にすがっていましたが、その思い出が今の自分を作っていることに気が付きます。

言葉をうまく紡げず、素直になれなかった主人公が、こうして素直な想いを歌にすることが出来た。

彼のおかげで自分が成長したと実感することが出来たのです。

今まで主人公を過去に閉じ込めていたものが、綺麗に消えていくことを実感します。

そうして見つけたのは現実。

彼という存在がすでに幻となっていることを理解し、過去として手放すことが出来ました。

彼への気持ちを歌にすることで現実を認識し、そこで生きていく道を見つけた主人公。

タイトルの「またね幻」は、彼という幻と決別して前を向いて生きていくという意味だったのです。

ACAねらしい世界観で描かれた失恋ソング。

ただ昔に縛られるのではなく、思い出を過去にして少しずつ前を向く主人公の様子が読み取れる曲でした。

出会ったことを後悔することなく、この想いを糧に生きていく主人公に勇気をもらえます。

また、時折織り込まれていたACAねの言葉遊びにもこの曲の深みを感じられたのではないかと思います。

ずっと真夜中でいいのに。の楽曲には、癖になる魅力がたっぷり！

かなり中毒性が高く、一度聴いたらハマってしまうこと間違いなしです。

そこで、「またね幻」とはまた一味違ったずとまよの魅力を感じられる楽曲を2曲ご紹介させていただきます。

1曲目は「秒針を噛む」という楽曲。

ずとまよが初めてYouTubeに投稿した楽曲です。

いきなり投下されたにもかかわらず、再生数はどんどん伸びていきました。

ずとまよがここまで人気になったのはこの曲のおかげと言っても過言ではないほどです。

ずとまよ入門はぜひここから始めてみてください。