衣装やメイクにも対比があり、どこか二面性を伺わせます。
それでは、少し歌詞を追ってみましょう。
飛び立て、声を翳して…
出典: TESTAMENT/作詞:水樹奈々 作曲:上松範康(Elements Garden)
歌を武器に変えて戦う少女たちの物語ですから、この出だしは非常にわかりやすいと思います。
かざすのは「剣」ではなく、あくまで「声」なのです。
命燃え尽きて倒れても 終わることのない歌が
嘆きで霞む未来照らし出す
例え、世界から見放され 寂寥の矢射られても
胸に灯る情熱-炎-は消せないから
君に響け何度でも Love of all energy
出典: TESTAMENT/作詞:水樹奈々 作曲:上松範康(Elements Garden)
飛びますが、サビです。
たとえ戦いの果に燃え尽きて倒れようとも、歌は終わることなく未来を照らしてくれます。
それがどんなに嘆きで霞んでいても、世界からすら見放されて寂しさの中にいようとも、自分の胸の中に熱い炎が宿る限り、誰にも消せません。
だから歌い続けるのです。
君に届くまで、何度でも。
君が望むなら
天地さえ覆すほど叫ぼう
追うほどに根付く迷い打ち壊す
誰かの願いが この空を曇らせようとしても
君と紡ぐ明日が闇を穿つ
出典: TESTAMENT/作詞:水樹奈々 作曲:上松範康(Elements Garden)
こちらは2番のサビです。
歌うことが少女たちの戦い方ですから、天地を覆すほどに叫んででも力を欲するでしょう。
「誰かの願い」というのは、敵の思惑のことで、それがこの空を覆って曇らせようとしても、君と一緒に過ごせる明日がある限り、どんな闇でも吹き飛ばしてやろう、という強い意志が見えます。
自身が役を務めているアニメの第4期ともなれば、世界観はしっかりと把握しているでしょうし、それがうまく作詞に繋がっていますね。
作曲はもちろん上松範康が自ら手掛けていますから、アニメのOP曲として相応しいのは当然のこと。
これまでの作品のイメージを継承しつつも、進化して成長していく少女たちが表現されていて、また水樹奈々自身の新たな挑戦も垣間見える楽曲になりました。
とても前向きな気持ちにさせてくれる、強い勢いと優しい愛しさが感じられるように思います。
まとめ
水樹奈々は、幼少の頃から演歌を歌っていたこともあり、呼吸が長いです。
また、緩急をつけるのもうまく、バラードでもロックチューンでも、どのようなジャンルの楽曲であろうとも、「水樹奈々色」に染める力を備えています。
まさしく「七色(ナナイロ)」と言えるかも知れませんね。
これから先も、長く声優として、歌手として、素晴らしい作品を送り出してくれると信じています。
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