【夢をかなえてドラえもん】とはどんな曲?
国民的アニメのオープニング曲
女性シンガーソングライターの【mao】。
彼女は歌手だけではなく作詞家としても活躍する人気アーティストの1人です。
そんな彼女のメジャデビューシングルが【夢をかなえてドラえもん】。
このシングルは2007年7月4日に発売されました。
そして誰もが知っている国民的アニメ【ドラえもん】。
この楽曲がオープニングテーマに起用されたことは言うまでもありません。
【ドラえもん】を見たことがなくてもこの楽曲を知っているという人も多いでしょう。
それほどまでに認知度も高く、広く民衆に受け入れられているのが【夢をかなえてドラえもん】なのです。
歌詞を読み解いていくとこの楽曲で伝えたかった想いがみえてきました。
これから歌詞をみながら少しずつ読み解いていきましょう!
希望溢れるタイトル
タイトルは【夢をかなえてドラえもん】。
溢れる希望とウキウキするような高揚感が伝わってきます。
夢のある未来の道具を使い、いつも助けてくれる存在。
彼が道具を出す時にはワクワクし、毎回楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。
アニメの主人公の声が聞こえてくるようです。
いつもドラえもんを慕っているのび太くん。
2人の仲の良さには見ているこちらまで微笑ましい気持ちにさせるのです。
アニメを知っている人ならさらに楽しめるこの楽曲。
これからは歌詞の内容に焦点を当てていきましょう!
幼い時の感覚を思い出す歌詞
オリジナルの地図
心の中 いつもいつもえがいてる(えがいてる)
夢をのせた自分だけの世界地図(タケコプタ~)
出典: 夢をかなえてドラえもん/作詞:黒須克彦 作曲:黒須克彦
子供の頃に誰もが持っていた自分だけの世界。
「あの建物は悪の組織のアジトで、このトンネルを抜けると未来に行けるんだ」。
いろいろな想像を膨らませてオリジナルの地図が心の中に出来上がっていました。
そしてその地図はどんどん広がっていくのです。
新しい土地、新しい発見、新しい友達。
様々な新鮮な経験が想像をより豊かにし、地図の大きさはグングン広がっていきます。
いろいろなことに興味が湧いてくる子供の頃は、好奇心という名の行動力が全てなのです。
この歌詞からはたくさんの子供の頃の楽しさが詰め込まれているのではないでしょうか。
溢れ出る探究心
空を飛んで時間を越えて 遠い国でも
ドアをあけてほら行きたいよ 今すぐ(どこでもドア~)
出典: 夢をかなえてドラえもん/作詞:黒須克彦 作曲:黒須克彦
キラキラするような歌詞が続きます。
ここで感じるのは探究心です。
まだ自分が訪れたことのない場所や国には、どのようなところなんだろうという疑問が生まれます。
その疑問を自分の目で見て解決したいという欲求がここからは伝わってくるのです。
そしてそれを叶えてくれる未来の道具たち。
ドアを開いただけで違う場所に行けるという夢のようなことを叶えてくれるのです。
空を自由に羽ばたいたり、過去に行ったり未来に行ったり。
子供の頃に思い描いていた夢が、全て叶っていく幸せがここからは感じ取ることができます。
子供からすると希望以外の何者でもありません。
空を飛ぶことだって親からは無理だから諦めなさいと言われることでしょう。
しかしドラえもんが存在したら「もしかしたら…」と思わせてくれるのです。
この歌詞からは探究心の強さと夢を叶えられるかもしれないという希望が込められていたのではないでしょうか。
歳と共に薄れていく感情
大人になったら忘れちゃうのかな?
そんな時には思い出してみよう
出典: 夢をかなえてドラえもん/作詞:黒須克彦 作曲:黒須克彦
人はいずれ成長して大人になっていきます。
すると好奇心や探究心、そして叶えたい夢もどんどん薄れていってしまう人もいるのです。
学生生活で勉強や就活、社会人では働くという辛さと大変さを経験します。
そのような日常では少しずつ心に余裕がなくなり、想像を膨らませる時間が減っていってしまうのです。
大人に向けて成長しかけている時はそのような不安が頭をよぎることもあるでしょう。
ですが不安を抱えた時に思い出してほしいこと。
その答えは次のサビ部分の歌詞に綴られていました。