乃木坂46「せっかちなかたつむり」
乃木坂46の3枚目のシングルのカップリング曲
「せっかちなかたつむり」は、2012年8月22日に乃木坂46の3曲目のシングルとしてリリースされた「走れ!Bicycle」のカップリング曲です。
Music Clip集「ALL MV COLLECTION〜あの時の彼女たち〜」の製作の際、『ミュージックビデオ化して欲しい既存楽曲』で2位になるほどファンに愛されている曲でもあります。
このミュージックビデオでは、1960年代をモチーフにしたメイクや衣装チェンジが多いことが特徴です。
マンションに住む女の子たちが楽しく毎日を生活している様子が描かれていて、いつもと違う雰囲気の乃木坂46メンバーを見ることが出来ます。
「せっかちなかたつむり」の選抜メンバーは?
年長メンバー中心の選抜構成
今回ご紹介している「せっかちなかたつむり」の当初の選抜メンバーは次の通りです。
(センター:松村沙友理)
白石麻衣、高山一実、中田花奈、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、松村沙友理
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/走れ!Bicycle
「せっかちなかたつむり」に選抜された当初の7人は乃木坂46の中でも“お姉さん”的ポジションの人たちでした。ミュージックビデオでのセンターは、『CanCam』の専属モデルとしても活躍する『さゆりんご』こと松村沙友理が務めました。
メンバーの選抜理由
「お姉さん」を意識した選抜
以前、生駒里奈がプロデューサーの秋元康に「せっかちなかたつむり」のメンバー理由を聞いた際「お前は子供だから。」と言われたのだとか。
今ではすっかり大人の魅力を醸し出している生駒里奈ですが、この楽曲がリリースされた2012年当時はまだまだ「元気!」というタイプだったかもしれません。
この曲の選抜は「お姉さんチーム」というのを意識して選ばれたようですね。
まいやんやななみんを見ていると、その理由にも頷ける気がします。
この楽曲は出会ったばかりの相手に恋をしたものの、相手にも振り向いてもらうための駆け引きをどうすればいいのかと悩む姿が描かれている、ちょっぴり大人な恋愛の歌詞です。
そんな歌詞に説得力を持たせるための、この選抜なのでしょう。
「せっかちなかたつむり」はメンバー全員にソロパートがあるので、ひとりひとりにコールがしやすく、ライブでも大人気の楽曲となっています。
歌詞の意味を紐解く
恋に落ちてしまったけど
出会ったばかり
何か気になってる
あっという間に
恋に落ちたんだよ
みんなが見ているから
自由に振る舞えない
もっと話をしたいのに…
そうさりげなく 視線で合図して
アプローチしても
ちょっと鈍感みたい
出典: せっかちなかたつむり/作詞:秋元康 作曲:山本加津彦
Aメロでは、恋に落ちたと自覚したものの周りの目線もあって堂々とアピールできないもどかしさが伝わってきます。
恋には3つのingが必要だとよく言いますよね。「フィーリング、タイミング、ハプニング」の3つです。
友達の一人で終わってしまいたくないけれど、だからといってみんなといるとタイミングもない・・・。女の子のリアルな悩みです。
気持ち隠して
じわじわ近づくよ
な~んだ そこに
いたから驚いた
私はわざとらしく
「偶然だ!」強調して
話の糸口を探すんだ
出典: せっかちなかたつむり/作詞:秋元康 作曲:山本加津彦