Colors of the Heart いまの形になるまでに

原曲が存在します

まずPVを眺めて「Colors of the Heart」の歌詞の世界に浸ってみてください。

暗い場面の多いPVですね。

画面が暗めなのは、光と闇がこの曲のテーマにもなっているからだと思います。

最後のサビに入る前に歌詞が収録されています。

またこの曲には原曲が存在します。

原曲のタイトルは「癒光」。

インディーズ時代、バンドUVERworldでなく、SOUND極ROADと名乗っていた頃の曲です。

いまの形でリリースされる前にすでに歴史のあった曲なのですね。

それでは歌詞の世界を見つめていきます。

Colors of the Heart(UVERworld)を裏歌詞の意味まで徹底解釈!PVも必見!の画像

ずっと思うということ

Colors of the Heart」の歴史もそうですけれども、UVERworldは過去を捨てないバンドです。

幼少の頃からの知り合いとずっと付き合って大人になってからも一緒にバンドで活動している。

楽曲もいいと思った曲はバージョンアップさせていつかは世にだす。

歌詞の中の世界でも、いつも諦めない思いが届くまで戦い続ける。

多くの人ができそうでできない、思い続けることをしているのがUVERworldですよね。

暗闇の中でなにを見つめればいいのか

あの日僕の心は 音もなく崩れ去った

壊れて叫んでも 消し去れない記憶と暗闇が

瞳の中へと流れ込む

もう色さえ見えない 明日へと沈む

出典: Colors of the Heart/作詞:TAKUYA∞、Alice ice 作曲:TAKUYA∞

絶望からはじまる歌

UVERworldの曲というと、新しい世界に向かってテンションを上げていくタイプのものが多いですよね。

この曲も最終的にはそういう場所に辿り着きます。

しかし、スタートの時点では歌の主人公は「心が音もなく崩れ去った」状態なのです。

そしてこの曲のテーマである光と闇が主人公の瞳の中へ「流れ込む」のです。

誰でもそんな絶望と向き合う時はありますよね。

いつも不敵なUVERworldだって、きっとそんな気持ちの時もあるのです。

分かり合える日を 止めどなく探した

失うためだけに 今を生きてく

もう駄目だと 一人孤独を抱いても

If you turn on the lights

光へ 照らしてく

出典: Colors of the Heart/作詞:TAKUYA∞、Alice ice 作曲:TAKUYA∞

やがて光は射してくる

絶望と孤独を抱えて生きていても光に照らされる時はくる

これは作詞者のTAKUYA∞の実体験なのでしょうか?

UVERworldの曲は試練に打ちのめされても、そのまま曲が終わることはまずありません。

曲の主人公達にはいずれ光の当たる時が来るのです。

TAKUYA∞は人生とはそういうものだと知っている、または信じているのでしょう。

暗闇からはじまったこの曲の主人公にも、光が射してきました

「願い続ける想いはいつか色づくよ」

「願い続ける想い いつか色づくよ」と

教えてくれた心に生き続ける人

何もかも 必然の中で生まれるColors

もう一度この手で 明日を描けるから

出典: Colors of the Heart/作詞:TAKUYA∞、Alice ice 作曲:TAKUYA∞

心に生き続ける人

歌詞に出てくる「心に生き続ける人」とは誰なのでしょうか?

ここまでの歌詞の中には、その人物は直接登場はしないです。

作詞者TAKUYA∞がこれまでの人生で影響を受けた人なのでしょうか?

調べてみますね。

TAKUYA∞が尊敬するバンドtick(ティック)

作詞者のTAKUYA∞人生で影響を受けた人を探してみました。

TAKUYA∞にとってtick(ティック)が尊敬するバンドなのだそうです。

tickは2010年に解散してしまっています。

tickの曲『』をUVERworldはカバーしています。

またtickでDJをしていたREIGO5(レイゴファイブ)TAKUYA∞音楽を目指すきっかけになった人物なのです。

REIGO5は2003年に26歳の若さで亡くなっています。(死因は非公開)

 「願い続ける想い いつか色づくよ」はREIGO5から贈られた言葉らしいのです。

どうやら、「Colors of the Heart」はREIGO5の言葉への想いをもとにして創られた曲のようです。

TAKUYA∞にとってREIGO5は「心に生き続ける人」なんですね。