さて、それではBUMP OF CHICKEN楽曲の美味しいところ、歌詞について見ていきましょう。
ふたりの自分
状況はどうだい 僕は僕に尋ねる
旅の始まりを 今も 思い出せるかい
選んできた道のりの 正しさを 祈った
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l001cf1.html
この曲には、ふたりの自分が登場します。
後のインタビューで、正しく生きた自分とそうでない自分だ、と語った藤原。
この曲は、そんな二人の自分が再会を目指す曲なのだそうです。
いろんな種類の 足音 耳にしたよ
沢山のソレが 重なって また離れて
淋しさなら 忘れるさ 繰り返す事だろう
どんなふうに夜を過ごしても 昇る日は 同じ
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l001cf1.html
「いろんな種類の足音」とは、この道のり、すなわち人生で出会ってきたひとびとのこと。
出会いがあり、別れがあり、寂しさとぬくもりを繰り返してきた、ともうひとりの自分は語ります。
破り損った 手造りの地図 辿った途中の 現在地
動かないコンパス 片手に乗せて 霞んだ目 凝らしている
君を失った この世界で 僕は何を求め続ける
迷子って 気付いていたって 気付かないフリをした
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l001cf1.html
手造りの地図とはおそらく「将来の夢」の比喩。
手造りの地図を持って旅立ったのに、その道すがらそれを破りたくなるような、夢をあきらめたくなるような辛いことがあったのでしょうか。
「君を失った」とあります。
これはもうひとりの自分でしょうか、それとも旅の道中に出会った大切な誰かでしょうか。
指針のような誰かを失い、道に迷ってしまったようです。
強く手を振って 君の背中に サヨナラを 叫んだよ
そして現在地 夢の設計図 開く時は どんな顔
これが僕の望んだ世界だ そして今も歩き続ける
不器用な 旅路の果てに 正しさを祈りながら
出典: http://j-lyric.net/artist/a000673/l001cf1.html
大切な誰かを失っても、未来を目指す険しい道を行くことを誓った主人公。
しかしこれが正しいことであると、この曲は断定しません。
間違っているか、正しいか、それは、果てにしかない答えなのです。
桜井和寿
桜井(Mr.children)のバージョンは、藤原のもののそれよりもさらにパワフルな印象。
Mr.children楽曲のイメージもそうですが、彼が怒号のように歌う姿ってあまり印象になかったので少しびっくりしました。
終わりに
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