ブラックロックシューター 懐かしい記憶
ただ楽しかったあの頃を
ブラックロックシューター でも動けないよ
闇を駆ける星に願いを もう一度だけ走るから
出典: ブラック★ロックシューター/作詞:ryo 作曲:ryo
サビの解釈は少し難しいですが、懐かしい楽しかったあの頃を思い返せば幸せになれる、でもそれだけだと現実は許してくれない。
乗り越えるたびにもう1度だけ頑張ろう、もう1度頑張ろうと自分にエールを送っている感じではないでしょうか。「闇を駆ける星」というのはBRSのことなんでしょうね。
現実が辛くても未来に強く歩いていくことを決意する2番
「ブラック★ロックシューター」の1番の歌詞はどこまでも苦しいものとなっています。今現実の壁に当たっている方だと、胸に刺さるような歌詞なのではないでしょうか。
しかし2番からは少しずつ、辛くても進んでいくことを決意する歌詞になっていきます。
こらえた涙があふれそうなの 今下を向かないで
止まってしまう
未来を生きていたいんだ わかったの 思い出して
強く 強く 信じるの
そうよ
出典: ブラック★ロックシューター/作詞:ryo 作曲:ryo
辛い現実にぶち当たると誰でも楽しかった頃、なんでも上手くいっていた頃を思い出してしまうもの。
でも過去だけにとらわれ過ぎず未来を生きていきたい、そんなことに気づく歌詞となっていますね。
ブラックロックシューター 優しい匂い
痛いよ 辛いよ 飲み込む言葉
ブラックロックシューター 動いてこの足!
世界を超えて
出典: ブラック★ロックシューター/作詞:ryo 作曲:ryo
辛いことへの不満って言葉にすると、一気にズシっと自分にのしかかってくることってありますよね。
思わず口にしてしまいそうになるけど、そこをグッと飲み込んでとにかく走り続けよう!2番のサビではそんな決意が表れています。
楽曲の盛り上がりもあり、感動的なラスサビ
ブラックロックシューター ひとりじゃないよ
声をあげて泣いたって構わない
ブラックロックシューター 見ていてくれる
今からはじまるの わたしの物語
出典: ブラック★ロックシューター/作詞:ryo 作曲:ryo
ラスサビでは、自分は孤独じゃなくて信頼できる人がたくさんいる、辛いときには泣いたっていいんだ。といった歌詞になっています。
ラスサビは楽曲自体が最高の盛り上がりを見せるのもあって、めちゃくちゃ感動的ですよね!感情移入してると思わずうるっとくるものがあります。
当時人気絶頂のryoから生まれた意外な歌詞
「ブラック★ロックシューター」が公開された頃のryoというと、先ほども軽く触れましたが人気絶頂のタイミングですよね。
2007年に公開された「メルト」は一気に人気となり、その後に公開された「ワールドイズマイン」も大好評。
この頃はボーカロイドのプロデューサー(以下ボカロP)があまり多くなかったこともあって、ボカロPのなかで「最強」という評価もありました。
はたから見ればとても華やかな道を歩んでいるryoですが「ブラック★ロックシューター」の歌詞はそんな華やかさとは打って変わって暗い歌詞。なぜこんな歌詞になったのでしょうか。
"次"が期待されるクリエイターの辛さを表現したのでは
爆発的に注目度がアップしたクリエイターって、どうしても"その次"が期待されてしまうんですよね。
例えば映画「君の名は」で一気に有名になった新海誠監督の次の映画作品をとても期待してる人は多いんじゃないでしょうか。
それと同じで「メルト」で人気になったryoも次の楽曲を強く期待されていたはず。
これってクリエイターとしてはとても光栄なことであるのは間違いないのですが、辛いことでもあるみたいです。
期待を裏切ってはいけないというプレッシャーから、次は前と同じくらいのクオリティであることはもちろん、なんならそれを超えなきゃと思ってしまうのだとか。
「ブラック★ロックシューター」はこういったクリエイターにありがちな辛さを表現した歌詞なんじゃないのかな、と筆者は考察します!
"忘れそうになったら思い出す"楽曲
「ブラック★ロックシューター」は以下の歌詞で締めくくられます。
忘れそうになったら この歌を
歌うの
出典: ブラック★ロックシューター/作詞:ryo 作曲:ryo