MIYAVI(ミヤビ)とは
本名は石原貴雅(いしはら たかまさ)1981年9月14日大阪生まれ、兵庫県川西市育ち。
若干17歳で上京し、ビジュアル系ロックバンドDué le quartz(デュール クォーツ)のギタリストとして活躍しました。
バンド解散後は“雅-MIYAVI-”という名前でソロ活動を開始し、その独特のルックスとファッション、ギタースタイルでカリスマ的人気を獲得。
日本のみならず海外にも活動の場を広げ、北米、南米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど約30ヵ国で300公演以上のライブを行い、6度のワールドツアーを成功させています。
現在の正式名称は「MIYAVI」です。
サッカー選手になる夢に挫折
MIYAVIは最初から音楽家になろうと思っていたわけではなく、世の中によくある少年のように、サッカー選手を目指していました。
しかもセレッソ大阪のジュニアユースに所属するほどの本格派、県選抜に選ばれる有力選手だったのですが、
15歳の時練習中に骨折し、その怪我が原因でチームとの距離ができて辞めざるを得なくなってしまったそうです。
「サッカー選手になる」、という夢を絶たれたMIYAVI少年は、一時期ぐれて、そのエネルギーを音楽へと向けることになりました。
一度挫折した人間だからこそできる、凄みのある音楽を感じとることができますよね。
誰にも真似できないスラップギター奏法
ベースのスラップ奏法と三味線を融合
ベースのスラップ奏法と、三味線の奏法にインスパイアされたということですが、ギターをまるで打楽器のように、激しく叩きまくり、弾きまくります。
ベースのスラップ奏法とは、右手の親指で低音弦を叩き、人差し指や中指で高音弦をひっかくようにパーカッシブに弾く奏法です。
三味線もバチを使って、こちらも叩くように弾きますから、両方の特徴を融合させ昇華させた奏法と言えるでしょう。
しかもMIYAVIという名前からもわかるように、彼のギターは、日本(アジア)人としてのアイデンティティを強烈に主張したものとなっており、
それが海外でも支持される理由のひとつです(彼自身は、在日コリアンと日本人のハーフです)。
主な使用ギターはテイラーとフェンダー
MIYAVIが使用するギターで代表的なものは、ブラックボディのテイラーT5-C1というギターです。
アコースティックギター風のボディに、エレクトリックギターのピックアップを取り付けたもので、
アコースティックもエレクトリックも、どちらのサウンドにも対応できるという優れもの、MIYAVIのギタースタイルにぴったりのギターと言えるでしょう。
スラップギターのスタイルには、通常のエレクトリックギターではネックの幅が狭すぎて、弦高も低すぎます。
逆に通常のアコースティックギターでは、エレクトリックギター特有のディストーション&フィードバックサウンドに対応するのが難しいのです。
フェンダーカスタムショップにオリジナルモデルを発注
もうひとつMIYAVIがよく使用しているのはフェンダーカスタムショップのテレキャスターで、通常は付いていないトレモロアームも装備したMIYAVI特注モデルとなっています。
さらに最近ではMIYAVIの活動15周年を記念し、宮下貴裕によるフェンダー製 Fender / MIYAVI x TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.
オリジナルギターが発売されており、こちらは世界に15台だけのまさにオンリーワンとなっています。下記リンクから購入可能です。
あのハリウッドスターと家族ぐるみの付き合い
独特のギタースタイルで活躍するMIYAVIの元には、様々な有名人が集ってくるようです。
まず奥様は、ハワイ育ちの日本人でモデルもやっていたという美女、ドラマ「ドラゴン桜」の主題歌「realize」を歌っていた元歌手のmelody.(メロディー)です。
また、俳優業にも進出しているMIYAVIは、ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーに請われて彼女の監督第2作目「アンブロークン」に日本軍の捕虜監視員「渡辺睦裕」役として登場しています。
アンジェリーナとその旦那様のブラッド・ピットとは家族ぐるみの付き合いということですから驚きです。