走ってどこかに行くためというより、走り続けること。
つまり、生き続けること。
そのために彼らはずっと「生きててよかった」夜を探し求めます。
もしかしたらそれは、私達自身の姿でもあるのかもしれません。
それがどんな些細なことであっても、それがあるから生きていける。
そんなものに心当たりがある人は多いのではないでしょうか。
青春時代を超えてなお、人生は(幸運ならば)続きます。
それを継続していくことはなかなかに困難なものです。
つまり人生を続けるには「生きててよかった」という気持ちが必要なのです。
けれど大人になると、そんな気持ちを拾い上げることが難しくなってしまう。
だからこそ、繰り返しそれを求める熱い気持ちに胸を打たれるのです。
この歌にたくさんの人が共鳴する理由は、そこにあるのかもしれません。
青春時代を過ぎてなお音楽を続ける彼らだからこそ歌える曲なのですね。
彼らと同世代で、同じく長く活動し続けているミュージシャンは多数います。
中でも「深夜高速」のトリビュートにも参加したアーティストが所属する、このユニットの記事もどうぞ。
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