「アルミナ」はアニメ「DEATH NOTE」のエンディングテーマ
今回ご紹介する楽曲「アルミナ」は大人気アニメ「DEATH NOTE」のエンディングテーマとして制作されました。
咲人自身の考えを主体に、「DEATH NOTE」主人公の夜神月(=キラ)に共感する部分を綴ったそうです。
『DEATH NOTE』(デスノート)は、原作 - 大場つぐみ・作画 - 小畑健による日本の少年漫画作品。2003年12月から2006年5月まで『週刊少年ジャンプ』(2004年1号 - 2006年24号)に連載。名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦を描く。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/DEATH_NOTE
「アルミナ」と同時リリースの「the WORLD」はドラムRUKAが作曲。
こちらは「DEATH NOTE」オープニングテーマに起用されています。
「the WORLD」が野心的な世界観だったのに対して、「アルミナ」は精神的な成長を感じさせる作品です。
対照的な感性を持っているRUKAと咲人。
それぞれの思う「DEATH NOTE」の世界観を楽しめるのも魅力の一つではないでしょうか。
タイトル「アルミナ」とはどんな意味?
「アルミナ」は酸化アルミニウムという物質のこと。
日常生活では聞き慣れない言葉ですね?
酸化アルミニウムは単体だと白い粉。
それが結晶になると混合物の度合いによってルビーやサファイヤなどの宝石に変わります。
咲人はこれを人間に当てはめてイメージを膨らませました。
酸化アルミニウムは生まれ持った人間の身体や心。
混合物は環境などの外的な影響。
これらが混ざり合うことで、その人なりの結晶が出来上がる。
それは真っ赤なルビーや真っ青なサファイアの様に、その人によって色とりどりに輝く。
「DEATH NOTE」ではどの登場人物も信念を持って行動していましたね。
信念が開花するまでには様々な要因が複雑に影響し合っているのでしょう。
酸化アルミニウムが混合物の影響で宝石になる様と似ていますね。
「アルミナ」では数ある登場人物の中でも、主人公である夜神月(=キラ)の信念が宝石になるまでの姿に着目しています。
幻想的なPVをチェック
メンバーそれぞれが顔にガラスの球体を被っていますね。
初めて見る斬新な演出です。
この球体の中の彼らはなんだか閉塞感な印象。
そして背景はシンプルに白で統一されており、メンバーの動きや表情が際立っていますね。
曲の最後には顔が球体から解放されているようです。
遠くに目線を向けたり、外した球体をじっと見つめていますね。
曲の世界観を深く読み解くと、この表情の意味も理解しやすくなると思います。
それでは歌詞を読み進めていきましょう!
自分の使命とは何か
たくさんの人の中で埋もれてしまう「輝き」
流れる時間の中瞬く刹那的煌きを
この世の記憶に刻むため 歩き続けるBeliever
出典: アルミナ/作詞:咲人 作曲:咲人
ここでいう「煌めき」はアルミナが結晶になった「輝き」のことをいっているのでしょうか?
過ぎ去っていく時間の中で生まれた輝き。
そのままではたくさんの人の中に埋もれ、見失い、忘れ去られてしまう…。
でもこの曲ではそんな自分らしい「輝き」を見逃さず、あるべき未来へと進む様が描かれています。
自分にしか達成できない使命
誰にも見れないユメを見て 要らないものは全て捨てた
ゆずれない想い この胸に宿して
出典: アルミナ/作詞:咲人 作曲:咲人