透明感ある歌声とコラボする「オトノ葉 feat.アサキ」

GADOROの3rdアルバム「SUIGARA」

GADORO【オトノ葉 feat.アサキ】歌詞の意味を解説!想いを寄せる相手は顔も知らない人!?の画像

「オトノ葉 feat.アサキ」は、GADOROさんの3rdアルバム「SUIGARA」収録曲です。

「SUIGARA」は2019年3月に発売されました。

「オトノ葉 feat.アサキ」は、このアルバムの6番目に収録されています。

同じくラッパーのアサキさんとコラボレーション!

GADORO【オトノ葉 feat.アサキ】歌詞の意味を解説!想いを寄せる相手は顔も知らない人!?の画像

この曲の見どころの1つは、女性シンガー「アサキ」さんとのコラボでしょう。

主にフック(サビ)で発揮される透明感のある歌声が印象的です。

曲の世界観をさらに広げています。

音に注意を払いたくなるMV

「オトノ葉 feat.アサキ」のMVも、歌詞と同じくらい印象的です。

映像は何人かの耳元から始まります。

共通しているのは、全員がヘッドホンをしていること。

曲が始まる前から、「一体どんな曲が始まるんだろう?」とわくわくします。

共感能力が働くからか、MVを観ているうちに自分の聴覚にも注意が向きます。

一緒に同じ音楽を聴いている感覚にとらわれる人もいるかもしれません。

また、MVのクライマックスにも注目です。

全く違う場所を歩いているようだった人たちが、お互いに出会う場面が印象的です。

恋人同士や友人たちとの待ち合わせに向かう途中だったのですね。

ばらばらだったものが繋がるイメージがふくらみます。

歌詞の意味をチェック!

応援と独占欲

音が無けりゃ生きていけない
俺を邪魔する邪悪なプライド
俺のものにしたいのに
すぐに迷子にこれを最後に

出典: オトノ葉feat.アサキ/作詞:GADORO,アサキ 作曲:アサキ

この曲の主人公は、とても音楽が好きな人物のようです。

曲は"NO MUSIC NO LIFE"を連想させるフレーズから始まります。

しかし、ただ音楽が好きなわけではない。

独占欲が働いているということは、このアーティストさんが大好きなのでしょうか。

もちろん、主人公が歌手を応援する気持ちは本物のはずです。

有名になってほしいと願っているかもしれません。

しかし、好きな歌手が有名になるということは、大勢の目に触れるということ。

そうなれば自分だけのものにはしておけません。

ここでは主人公の気持ちの揺らぎが描かれています。

頑張ってほしいという思いと、自分だけが知る歌手であってほしいという思い。

そのどちらにも決め切れない態度で、心がさまよっています。

恋に落ちたみたいだ瞬く間
距離は遠のくのみ
もし年老いたとしても
俺は貴方の側にいたい

出典: オトノ葉feat.アサキ/作詞:GADORO,アサキ 作曲:アサキ

自分の恋心を自覚したのは、一瞬の間だったようです。

歌手はどんどん有名になっていきます。

それは応援していた身としてはめでたい出来事。

同時に、自分との距離ができていくことをも表します。

しかし、主人公の気持ちは固いです。

彼は歌手のことを長年にわたって応援し続けていくことを決めています。

声だけに惹かれて募る気持ち