【chay/12月の雨】ドラマ「校閲ガール」OPで人気！ユーミンカバー曲の歌詞とコードを徹底紹介！

約束をしていたのでしょうね。クリスマスまではもうカウントダウン状態なのに、大切な人と過ごす予定はキャンセルされました。しかもクリスマスを過ごすのは今年が初めてではありません。

去年の クリスマスを一緒に過ごした人と、今年もクリスマスを過ごす予定がありました。今は「また会おう」の言葉がむなしく響きます。

ホントは「また会いたい、クリスマスの日に」とこちらから云いたかったのに、それも許されませんでした。これからクリスマスを独りで過ごす現実がジワジワと迫ってくるのかもしれません。

 でも12月の雨の主人公はクリぼっち決定!! などと嘆くことなく現状を受け止めています。

12月・クリスマスと続くと期間限定楽曲と思いがちですが、せっかくの名曲、それはもったいないですね。「もうすぐ来るクリスマス」ここをアレンジすると、様々なシーンで使える歌です。

 例えば「もうすぐ来るバレンタイン」に変えれば年明けでも大丈夫。他にはひな祭りやホワイトデーに変えれば、準備期間を楽しめる歌になってくれそうですね。

あなたが来ない別れの内容ですが、アレンジをした時はサラリと歌い上げましょう。

せっかくの休日が「雨・寒い・来ない」という三重苦で始まりましたが、歌の主人公は悲しみに浸っているわけではありません。

2016年chayさんがカバーした12月の雨、お仕事ドラマのOPで再登場しました。

ドラマは希望の部署には配属されず、校閲担当になった女子のお話。主演の石原さとみさんのコーディネートが毎週話題になりました。

 12月の雨の歌詞は、別れを歌っているけれど、どこか筋が通った凛とした姿勢の女子がイメージできます。1974年ならば「強がり」と言われて終わったかもしれません。でもchayさんの12月の雨は違います。

「恋愛以外にしなければいけないことがある」を受け止めていれば、背中が丸くなることはありません。気持ちを入れ替えて、納期を守るために目の前の作業に没頭します。

派手さはありませんが、出版にとって校閲は無くてはならない部署。仕事のためにもここで落ち込んでいられません。

今の心の中を素直に表現した歌詞が続きます。

時間が忘れさせてくれることは沢山あります。実らず終わった恋にもそれは当てはまります。忘れさせてくれると、自分が忘れるは違うかもしれません。

でももう忘れてもいい、前に進んでいいと判断するのは自分です。

 高過ぎない意識と価値観で日々を送る女子の姿を、chayさんが歌います。12月の雨の配信スタート告知ライブは、chayさんのギター弾き語りで披露されました。

大きなギターさえ、おしゃれアイテムにした、背筋の伸びた12月の雨が再始動しましたね。

1974年10月にリリースされた12月の雨。シングルレコードとして発売され、同時に荒井由実さん名義のアルバム「MISSLIM」に収録されています。

このアルバムには「やさしさに包まれたなら」も収録された語り継がれる1枚です。

 今回のレコーディングの様子が動画で見ることができます。chayさんがこの歌に挑む姿が印象に残りますね。

42年の時を経た歌への挑戦ではなく、歌と共に新しい1歩を踏み出すchayさんにエールを送りたくなりました。

当初はモデルさんイメージが先行していたchayさん。TVドラマの主題歌「あなたに恋をしてみました」の大ヒットで、シンガーの地位を確立しました。

杏さんと長谷川博己さんの背高めカップルとダンスが楽しいドラマを引き立てる楽曲でした。いまでは恋愛ソングの定番といっても過言ではありません。

ギタ女の先頭を走るchayさん、これからも陽だまりのような個性ある声で、沢山の恋を歌ってくれることを期待しています。