1番

あなたが何かに傷ついた時
変わってあげられない歯がゆさは
それを乗り越えた時の笑顔を
見つめた時に 私の誇りになるから

出典: 桔梗が丘/作詞:平井堅 作曲:平井堅

今、私には2歳の息子がいます。

まだまだ甘えん坊で親の腕に抱きついてくるこの子も、いつか苦しい困難の荒波に飲まれる日がくるのでしょうね。

それを考えると、母親として心が傷みます。

夢中なものは変わるけど
夢中になる気持ちは変わらないで
その瞳に映るもの全てに 寄り添う事は出来ないけれど

冷たい風が 頬切る風が あなたの心を砕くかもしれない
負けないように 取り戻せる様に ここだけはあたためておこう

出典: 桔梗が丘/作詞:平井堅 作曲:平井堅

これから経験するだろう苦しい思い、代われるものなら代わってあげたい。

だけど越えなければいけない荒波を乗り越えたとき、そこには大きく成長を遂げた息子の笑顔があるのでしょう。

「冷たい雨」「頬切る風」とは、これから子どもを待ち受ける困難のことですね。

困難の真っただ中でもきちんと家に帰ってこられるように。

そしてそれが安らげる場所であるように。

親として、私は温かく大きな気持ちで帰りを待ちたいと思います。

かつて私自身も、こんな風に困難を乗り越えた姿を見守ってもらってきたのかもしれません。

2番

鍵をかけたドア越しにこぼれる
あなたの泣き声をただ聞いてた
忘れないで 何かに勝つ時は
負ける人の涙がある事を いつでも

出典: 桔梗が丘/作詞:平井堅 作曲:平井堅

何かの壁にぶつかったとき、ぶつかった本人は壁しか見えないことがほとんどですよね。

そこで膝をついてしまうけれど、少し下がれば脇道があったり、遠くに扉があるのを見つけたりすることだってあります。

それはたくさんの壁にぶつかって大人になった今だからこそわかること。私たちの親も口には出さずに見守っていてくれたからこそ、知ったことです。

正直言うと 私だって
胸を張れるような大人じゃなくて
声を上げて苛立ちをぶつける夜もあった
本当にごめんね

出典: 桔梗が丘/作詞:平井堅 作曲:平井堅

親としてこんな風に思ったことのある方、多いのではないでしょうか。

家庭に…仕事に…と抱えているものがたくさんあります。

子どものために仕事をしなければならないけれど、子どものための時間が減ってしまう現実。

仕事がうまく行かなかった日に限って家では子どもがぐずったり、夫と意見がぶつかってケンカになってしまう現実。

そういった現実が目の前に現れるとき、感情に任せて声を荒げてしまうときだってあります。

家族が大切だからこそ、うまくいかない現実は歯がゆいもの。

一番大切なのは家族なんです。

いつかあなたが 扉を開けて 自分の空を翔く日が来ても
羽根を休める場所になるため ここだけはあたためていよう

冷たい風が 頬切る風が あなたの心を砕くかもしれない
負けないように 取り戻せる様に ここだけはあたためておこう
ここだけはあたためておこう

出典: 桔梗が丘/作詞:平井堅 作曲:平井堅

息子もいつかは独り立ちする日がやってきます。

帰ってくるのが何年後であっても、MVのお母さんのように息子の好物を振る舞ってあげられる。

そんな母親でありたいと、多くのお母さんが思っているように感じました。

まとめ

平井堅さんの『桔梗が丘』は、家事に、育児に、仕事に追われていた私の心を潤してくれました。

まだ聴いたことのない方は、ぜひ一度聴いてみてくださいね。

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