手塚翔太(田中圭)【会いたいよ】歌詞の意味を解説！声にならない叫びの行方は？思い出の中の愛を感じよう

2019年、豪華な出演者とTwitter考察で世間を騒がせた人気ドラマ「あなたの番です」。

そのドラマの後編にあたる復讐編の主題歌になったのが今回紹介する楽曲「会いたいよ」です。

田中圭さんが演じている役名の手塚翔太名義でリリースされました。

作詞はドラマの企画、原案担当もしている秋元康さんが担当しています。

アーティスト情報が不明のままドラマのBGMとして流れ、誰が歌っているのか？と話題になりました。

「あなたの番です」に登場する翔太の愛妻、手塚菜奈。

菜奈は原田知世さんが演じており、翔太とは仲良し夫婦として愛に溢れる姿が魅力的でした。

しかし劇中で何者かに命を奪われてしまうのです。

幸せな毎日から一転、ドン底に突き落とされたような気分の翔太…。

「会いたいよ」の歌詞は翔太がもう会うことのできない菜奈に向けて発信しているメッセージなのです。

ドラマを見ていた人も見ていなかった人も楽しめるように歌詞とリンクして解説していきたいと思います。

翔太と菜奈は新居を購入し、2人で新たな生活の第一歩を踏み出していました。

しかしそのマンションで行われた奇妙な交換殺人ゲームに巻き込まれてしまうのです。

そのゲームの犠牲となった菜奈。

突然愛する人を失った翔太は目の前が真っ暗になってしまいました。

これから2人で楽しく笑い合いながらおじいちゃんおばあちゃんになりたいと思っていたのに…。

翔太のようやく叶った夢は誰かの手によって壊されてしまいました。

暗闇の中で考えることは菜奈の命を奪った相手への憎しみの気持ちです。

自分の心の拠り所であった菜奈の存在の大きさがよく分かる歌詞になっています。

菜奈がいない人生なんて考えられないくらい、彼は彼女のことが大好きだったのでしょう。

夢の中ではいつも楽しかった頃の2人の姿が浮かんできます。

菜奈と過ごした日々は今でも鮮明に残っているのでしょう。

すぐに触れ合えるところにいたのに、もう二度と届かなくなってしまった妻の存在。

翔太がこの場所にたどり着くまでには様々なストーリーがありました。

ドラマの特別編でも描かれていますが、翔太は菜奈に31回も告白しています。

何度もお断りされているにも関わらず、真っ直ぐな愛情をひたすら伝え続けたのです。

念願の結婚、そして新生活を迎えようとした矢先の殺人事件…。

ここまで想像すると翔太の気持ちがどれだけ大きいのかが分かります。

それと同時にどうしようもない怒りと悲しみを消化しきれない様子も滲み出ているのです。