真っ向勝負のかっこよさで人気を博した女性シンガーソングライター
2000年代初頭、ポップな耳馴染みの良さとロックの力強さを併せ持つ音楽性で一世を風靡したシンガーソングライター、YUI。
彼女の人気の理由は容姿端麗ながら媚びる姿勢が全くなく、楽曲の良さで真っ向勝負しているところではないでしょうか。
2006年には映画「タイヨウのうた」で女優としてデビューしていたりもしますが、これにしても音楽ありきの作品。
見た目が良くなければもちろん主演を任されるようなことはなかったのでしょうが、紛れもなく音楽活動が招いた結果です。
2018年現在のYUIもそのかっこよさは健在!
その見た目にしたって生き様が表れるなんて話もありますから、全ては彼女の音楽へ真剣に向き合う姿勢が招いていると言っても過言ではありませんね。
2018年現在も彼女は3人の子宝に恵まれながら、ロックバンドFLOWER FLOWERのボーカルとして音楽を続けています。
家庭を守りつつ大好きな音楽にも邁進し続ける姿は力強く、今も当時のカッコイイYUIは健在なのだな…と感心しておりました。
力強さと繊細さが交錯する1曲「Laugh away」
そして今回そんなYUIの楽曲から注目するのは2008年4月9日にリリースされたアルバム「I LOVED YESTERDAY」に収録されている「Laugh away」という楽曲。
当時「ウォータリングキスミント」のCMに使われていたこともありアルバム曲にして認知度も高く、後にベストアルバム「GREEN GARDEN POP」にも収録された1曲ですね。
この曲もまた、力強さと女性の繊細な一面が現れた実にYUIらしい楽曲になっています。
爽やかだけどちょっぴりロックを感じさせるサウンド。
優しい歌い出しから段々と熱がこもっていくBメロを経て、サビは切なくて力強い。
声を張り上げる場面なんかは、YUIの声質特有のツヤのようなものが表れていて「やはりこの歌声は唯一無二だよなー」と感じさせられます。
地面に腰を下ろす姿が彷彿とさせるのは…
アマチュア時代のYUIのトレードマーク
自宅の布団の上であぐらをかきながらギターの練習をし、覚えたてのコードで曲作りを始める。福岡市天神の路上でもあぐらをかきながらギターの弾き語りを始め、知り合いのライブの前座や音楽塾関係のイベントでライブハウスにも出演するようになる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/YUI_(歌手)
MVの中での彼女はあぐらこそかいていませんが、地面に直に腰を下ろす姿はその頃のトレードマークを彷彿とさせますね。
女性が1人でギター一本で路上にあぐらをかいて座り演奏していたというのは、語弊を恐れずに言えば男らしいというかなんというか。
アマチュア時代に限らず、デビューした後もストリートをやるような場面では路面にあぐらをかく姿を見せています。
変わらないスタイルを貫いていることもまた男らしいですね!
至る所から力強さ、かっこよさが滲み出ている!
とにかく音楽性や人間性のあらゆることを含めて、彼女を見ていると力強くてカッコイイ面が圧倒的に前面に出てくるのです。
そして「Laugh away」の歌詞にしても、彼女だからこそ説得力を持って伝わってくるもの。
そんな歌詞の内容をここから順を追って紐解いていきましょう!