EMPiRE【ピアス】歌詞を解説！ピアスのように突き刺すのは何？アニメ「FAIRY TAIL」ED曲

BiSH同様にエイベックス・トラックスという大きな後ろ盾を持つEMPiRE。

彼女たちの音源は常にカセットテープというリリース形態を取られます。

正統派アイドルと遜色のない容姿を持つEMPiREですが一筋縄ではいかないのがWACKイムズです。

EMPiRE COREと呼ばれる150人限定公式ファンクラブの年会費はなんと3万円もします。

さらに追加料金を献上したROYAL EMPiREというVIP会員も存在するのです。

今回紹介するシングル『ピアス』の初回限定盤の税抜き価格はなんと6,800円...！

しかし豪華ボックス使用の初回盤には写真集＆Blu-rayが特典として付属されています。

注目はライブ映像＆MVの他に収録された企画映像「#EMPiREとアレ」の完全版です。

正式タイトルは「S.O.S 〜君とアレがしたい日〜」。

2018年9月9日に各メンバーが様々なドラマを集めたドキュメンタリーが収められています。

バンジージャンプ、足つぼマッサージなどWACKらしく体を張るメンバー。

かなりレアな映像集になっているみたいです。

ここからは『ピアス』の歌詞を詳しく解説してゆきます。

かなり独自の視点になる予定ですがお許しください。

歌詞を通して見てみると大きく分けて3つのストーリーが紡がれていることが推察されました。

• 絆で結ばれた仲間との関係性
• 新たな道を歩むことになったYUKA EMPiREへのメッセージ
• 渡辺社長から見たEMPiREへの叱咤激励

『ピアス』の歌詞にこのような多層的な意味を持たせた理由。

それは2019年がEMPiREにとってのターニングポイントになることを踏まえていると思われます。

雨降りは鬱々とした気分をもたらす存在です。

そしてWACKのアーティストにとっての雨とは身に降りかかる試練の象徴。

どうやらその試練もひと段落がついたようですが...。

有り余るやる気と実力の乖離に思い悩む様がAメロでは描かれています。

高く掲げた目標がもたらす挫折。

しかし諦めているヒマはありません。

雲の上には自分たちの成功を待っている人たちがいるのです。

EMPiREにとっての雲の上の存在とはもちろんBiSH。

そしてWACKの先輩グループの面々です。

もう1人、想いを伝えなければならない存在がいます。

それはグループを卒業するYUKA EMPiREです。

あなたが支えてくれたグループは必ず成長させてみせる、だから待っててね。

そんな意味が早くも汲み取れる歌詞が続きます。

このパートが表現する世界とは？

それは異端のアイドルを生み出し続けるWACKの芸能界での立ち位置だと思われます。

過酷なオーディション、過激すぎるパフォーマンス。

花形グループであるBiSHでさえデビュー当時のキャッチコピーは「新生クソアイドル」でした。

WACKの魅力は努力に裏付けされた圧倒的なパフォーマンスです。

本気で歌い、本気でふざけるアイドルの姿に多くのファンは心を打たれます。

その様はまるで青春映画の金字塔『がんばれ!ベアーズ』のようです。

どん底から這い上がろうとする勇気は普遍的な感動をもたらします。