ザ・コインロッカーズのデビュー作
オーディションを勝ち抜いて結成
秋元康とワーナーミュージック・ジャパンによるプロジェクトから誕生したバンド、ザ・コインロッカーズ。
記念すべき1stシングル「憂鬱な空が好きなんだ」が2019年6月7日にリリースされました。
今までにないオーディション企画で見事勝ち抜いた彼女たち。
「どんな魅了を持っているの?」と期待する人も多いことでしょう。
今回は楽曲に注目
注目すべきはメンバーだけではありません。
楽曲のクオリティもとっても高いのです!
まず、「憂鬱な空が好きなんだ」という意味深なタイトルから気になりますね。
なぜ「憂鬱な空」が好きなのでしょうか?
そして「憂鬱な空」とはどんな空なのでしょうか?
徹底的に迫ります。
MVをチェック
自然体の姿が魅力
こちらは「憂鬱な空が好きなんだ」のMVです。
部屋の中でメンバー全員がリラックスした様子で演奏していますね。
屋上での演奏シーンも着ぐるみを被るなど、とても楽しそうです。
それぞれの個性が出ていて魅力的。
しっかりとした王道のバンドサウンドで、低めに音域設定されたボーカルラインがクセになります。
また、明るく真っすぐなメッセージ性はどんな世代の人でも聴きやすいのではないでしょうか。
それでは歌詞の意味も見ていきましょう。
主人公が抱える葛藤
この楽曲の主人公はモヤモヤとした葛藤を抱えて生きています。
上手く対応できない自分へのやるせなさ。
でも何かが諦めることにストップをかけている。
頑張りたいのに頑張れない中途半端な状態で、主人公は何を思うのでしょうか?
すぐに答えが出せない
YESかNOなのか問いかけられても
ちょっと待って
そんな簡単に答えを出せないよ
どっちでもいい 誰かが言う
その方が楽だってわかってるけど…
出典: 憂鬱な空が好きなんだ/作詞:秋元康 作曲:早川博隆、村山シベリウス達彦
主人公の性格が垣間見える始まりですね。
じっくり考えたいのに答えを急かされる…。
ここからは「真面目」「責任感」「未熟さ」などが読み取れます。
そして、戸惑っている主人公に誰かが言葉をかけました。
「迷うくらいならいっそ考えることをやめてしまえば?」と。
悩んでいる現状を解決するための助言なのでしょう。
でも、それでは根本的な問題が解決できない…。
そう考える主人公は誠実で物事を深く考える人柄なのだと思います。
何かが心の中で燃えてる
校庭を何周 走れば
何かあきらめられるのか
出典: 憂鬱な空が好きなんだ/作詞:秋元康 作曲:早川博隆、村山シベリウス達彦
先ほどのフレーズからは「考えを放棄することで何かを諦めてしまう気がする」という思考が感じ取れました。
なかなか答えへと行きつけない今は、まるで持久走のよう。
何周も校庭を走れば相当体力を消耗するはずです。
もうヘトヘトなのでしょう。
でも、何かが心の中で燃えていて走るのをやめられない。
その足を突き動かしているのはいったいどんな感情なのでしょうか?