トーマ feat.初音ミク【オレンジ】歌詞を考察！なにを最後に望む？朝焼けが示す２人の関係性を深読み

別れたあとにあなたへ贈る言葉です。

私のことを好きではなかったあなた。

今は本当に好きな人と一緒にいて、心の底から愛しているのかどうかを聞いています。

好きな人から聞くのは辛く傷つくことでしょう。

それでも好きな人には今までよりずっと幸せに過ごしていてほしいのです。

本当は2人がバラバラになる日が来るなんて思ってもみませんでした。

むしろ、来るはずないと自分に言い聞かせていたのかもしれません。

それでも一緒にいられないとわかったとき、私は諦めるしかなかったのです。

私たちがもっと幼かったときのことを思い出す場面です。

子どものときに、教会裏でこっそりした約束。

大人になったら結婚しようね。

そんな子どもなりの一生懸命な恋心が目に浮かぶフレーズです。

しかし愛を誓っても逃げ出してしまいます。

結婚という約束が重荷だったのか、度胸がなかったのか。

向き合うことなく、逃げる恋愛だったことがわかります。

ギクシャクしてしまった2人は、もうお互い満たされることはありません。

心ここにあらずといった状態です。

私が望んでいた2人の最後は、もちろんずっと一緒にいることでした。

そしてそれをどうにか実現させたいのです。

しかし現実はそう甘くはありませんでした。

今起こっていることが全て悪い夢であればいいのに…。

早くこの悪夢から目覚めたい。

自分のことを想っていない人に恋心を抱くことはとても苦しいものです。

そんな辛さからもう解放されたいと思っています。

あなたを許したり、私が気持ちを押し殺したりすることはできます。

しかしそれでは何も変わりません。

私を好きになってくれるわけではないし、私はあなたと離れることができないのです。

苦しい恋人関係も、もう限界。

それでも私を傷つけないようにと優しくしてくれたあなたは、別れをなかなか切り出せません。

優しさが逆に人を傷つけてしまうことだってあります。

偽りの気持ちのまま私と恋人になったあなたは、結局私を傷つけて自分もまた自己嫌悪。

そんな負のループを考えてなかなか抜け出せなくなってしまうのです。

恋人になったあの日を回顧しています。

海の見える街で出会って、線路沿いで話したときのこと。

私は幸せの絶頂で、でもあなたの嘘はもうすでに始まっていました。

新しい1日を知らせる日の出。

恋人になったときはそんな朝焼けを見ながら2人で未来への1歩を踏み出しました。

しかし今回は2人一緒ではありません。

新しい1日は無条件に始まりますが、2人での明日は来ないのです。

悲しくて辛い現実ですが、2人にとってはベストな選択。

そして自分の気持ちに正直になったあなたは、もっと素敵に輝いていくことでしょう。