未練

愛を歌った 大地を蹴った
今、「最低だ」って殺した最後も
不完全だって不確かになって
ほら蹴っ飛ばして、ないや。
歳月が巡って 声を辿って
また生まれ変わったら
真っ先に君に会いに行こう。

出典: オレンジ/作詞:トーマ 作曲:トーマ

愛していた人と別れて、別々の人生を歩き出した2人。

嘘をついてまで私と一緒にいて、それでいて私も別れをためらって…。

そんな2人が一緒に未来へ向かっていけるはずありません。

一緒にいることは諦めたのです。

それなのにやっぱりあなたのことが忘れられません。

時間が経てばもしかしたら、私のことを好きになってくれるのでは?

そんな保証もなく、不確かな淡い期待をどこかに抱いてしまっています。

たとえ今は会えなくても、来世では会いたい。

諦めたと言いながらも本当はぜんぜん吹っ切れていないし、未練があるのです。

残酷なストーリー

大好きだった人

愛していました。
最後まで、この日まで。
それでも終わりにするのは私なのですか、
君の幸せな未来を、ただ、願ってる。

出典: オレンジ/作詞:トーマ 作曲:トーマ

恋に落ちた日から別れることになった最後の日まで。

私はあなたを全力で愛していました

あなたをこんなにも想っているのに、終わらせるのは私

今も変わらず大好きな人に別れを切り出すのはとても辛いことです。

あなたは優しくてずるい。

私はそんなあなたを責めることができません。

むしろあなたにはちゃんと幸せになってほしいとまで願うのです。

私にできることは、もう願うことしかないのだから。

もう叶うことはない

君のいる世界で笑ったこと、
君の見る未来を恨んだこと、
君の声、温もり、態度、愛のすべてに
さよなら。

出典: オレンジ/作詞:トーマ 作曲:トーマ

冒頭にも出てきたフレーズです。

あなたと過ごしたかけがえのない時間。

嘘に気づいて、あなたを憎んだこと。

あなたとの思い出を全部、私から切り離します

この恋が実ることは一生ありません。

それでもあなたを好きだという事実は生きています。

別れの瞬間まで愛せる大切な存在。

この先もきっと忘れることはありません。

私はあなたと離れてからもずっと愛し続けることでしょう。

結ばれなかった愛の物語

本気で大好きな人だったのに、儚く散った恋。

一緒に過ごした日々は夢のような時間だったことでしょう。

恋に落ちたあの日から最後の日まで愛せた素敵な人。

そんな人と出会えたこと自体が素晴らしいのです。

この先もきっと忘れることなく、心の中に残り続けます。

「オレンジ」は聴くほどに心がジーンと感動する優しい楽曲です。

トーマのように胸に響く歌をたくさん作り上げるボカロプロデューサー。

ここからは、そんなボカロPたちが生み出した泣ける楽曲を紹介していきます。

まずはsupercellの「初めての恋が終わる時」です。

別れをテーマに描いたこちらの楽曲は涙なしでは聴けません。

特に失恋したことのある人は要チェック!

離れ離れになってしまう2人に泣けること間違いなしです。

ドラマを見ているかのように場面が浮かぶような物語性のある歌詞に定評のあるsupercellの楽曲。そんな楽曲の中でも代表的な初期の曲が「初めての恋が終わる時」です。ドラマチックな歌詞の意味を解釈します。三輪士郎によるイラストが美しいMVも掲載しますよ。

次に紹介するのはすこっぷの「クライヤ」です。

曲の中の主人公が感じる絶望や悲しみ。

心に抱える深い闇歌詞にのせています。

それでも未来のために今を生きて、がんばっていく主人公。

ただ暗いのではく、希望も感じられる1曲です。

今回ご紹介するのは、VOCALOIDを使用して楽曲を制作しているすこっぷ。そんな彼の楽曲の中から、今回は6thアルバム『ヒロイニシティ』に収録されている「クライヤ」の歌詞の意味を徹底解説していきます。すこっぷがその歌詞に込めたかった想いとは一体どのようなものなのでしょうか。

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