UVERworld【ConneQt】歌詞を徹底解説！変わり者同士の恋？気持ちを上手く伝えられない人へ

「好きな人にはいつでも笑っていてほしい」。

「その人が笑ってくれるだけで、自分も幸せを感じることができる」。 

主人公のそんな強い想いがよく伝わってきます。

恋をしている人にとって、好きな人の笑顔は魔法なのです。

しかし、今回ばかりはそう上手くいきません。

何か大切なことを言おうとしている様子。

別れを伝えようとしているのでしょうか。

本当は主人公にとっても、好きな人と別れるのは辛いことです。

「君」を笑わせて、少しでもその痛みを和らげようとしたのかもしれません。

もう既に好きになってしまった相手。

主人公には、好きな人をそれ以上好きになってはいけない理由があるのです。

その訳はまだここでは明かされていません。

しかし、一度恋をしてしまった相手への気持ちを変えることはそう簡単にできないものです。

好きじゃなくなることもできないし、想いを伝えることもできない。

そんな主人公の行く先を失った気持ちは、ただ胸の中にとどまるだけ。

唯一できることといえば、君に視線を送って何かを感じてもらうことくらい。

ですがもちろん、そんな簡単に伝わるなら苦労はしませんね。

もう「bye-bye（さようなら）」と告げること以外に何もできないのです。 

主人公は、好きな人が自分のことを好きだと分かっています。

そう、両想いなのです。

とても幸せなことですね。

しかし、なぜ「一緒にいる」という選択をしなかったのでしょうか。

君は僕と一緒にいないほうが幸せになれる...。

君は魅力的だから、自分より他にもっといい人がいるはず。

僕以上に君を幸せにできる人がいるはず。

そんな、少し弱気な主人公の様子がうかがえます。

自分より相手に幸せになってほしいという強い願い。

大好きな人だからこそ感じるその想いは、切ないけれどとても素敵なものですね。

本心では「大好きな君とずっと一緒にいたい」と思っているのです。

でも、隣にいたら想いが募っていくだけということも痛いほど分かっています。

「君のことをこれ以上好きにならない」と心に決めた主人公。

こんな自分勝手な気持ちを抱いてしまって、君に申し訳ない...。

好きだけどちゃんと愛することもできない中途半端な自分が、情けない...。

好きになってしまったらもう後戻りはできないとはこういうことをいうのですね。

恋は決してシンプルなものじゃないのだと伝わってくる歌詞です。 

もう君を想うのをやめようと決断したはず。

それでも、簡単に変わることのない気持ちが主人公の心を揺らがせます。

今でもまだ好きな人のことを目で追ってしまうのです。

目が合いそうになった時には、パッと目線をそらしてしまう。

もうさようならを告げたから、僕がまだ君を好きであるとバレたくない。

結局はまだ君に戻ってしまう自分もそのうちに消えるだろうと信じているのです。

そしていつか、そんな弱い自分にも「bye-bye（さようなら）」をしたいと言っているように解釈できます。