楽曲について
アナと雪の女王2の劇中歌
『アナと雪の女王』(アナとゆきのじょおう、原題:Frozen)は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作による2013年公開のアメリカ合衆国の3Dコンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画。日本では『アナ雪』の略称でも呼ばれる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/アナと雪の女王
その続編が2019年に公開され、前作同様の大ヒット作となりました。
前作の「レット・イット・ゴー~ありのままで~」は今でも耳にすることは多いでしょう。
今作でも数多くの歌が物語に花を添え、より美しく魅力的なものにしています。
「魔法の川の子守唄」もその一つ。吉田羊演じる、主人公達の母・イドゥナが歌う母の愛が溢れる子守唄です。
母イドゥナを演じる吉田羊
アナと雪の女王2にてヒロイン達の母親であるイドゥナ役として抜擢されたのは、有名女優である吉田羊。
女優としての演技力もさることながら、歌手のJUJUとデュエットを歌うなどその歌唱力も折り紙付きです。
優しく美しく、神秘すら感じさせる歌声。
子供達を穏やかな眠りの世界へ、そして視聴者を物語の世界へそっと誘います。
映画の鍵となる楽曲
映画のストーリーはこのようになっています。
前作から3年後、アレンデール王国の人々とすっかり打ち解け平和な日々を過ごしていたエルサだったが、ある日彼女は自分を呼んでいる北からの「不思議な歌声」を聞き始める。その歌声に導かれ、彼女は妹のアナとクリストフ、オラフ、スヴェンと共に、自分の持つ力の秘密を解き明かすためアレンデール王国を越えて新しい旅に出る。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/アナと雪の女王2
「魔法の川の子守唄」は映画本編内で主人公の二人を導く大きな役割を果たしています。
それを表すように、歌詞の随所に映画の物語を彷彿とさせる要素が散りばめられているのです。
それと同時に、我が子への愛と慈しみに溢れた正真正銘の子守唄でもあります。
これから人生を歩き出す我が子の幸せ。
それを願う大いなる母の愛と想いが込められているのです。
本記事では映画の内容をふまえつつ、楽曲の子守唄としての側面にも着目していきます。
さっそく歌詞の内容を見ていきましょう。
優しい子守唄
良い子よ おやすみ
はるかなる 北の川に
すべての記憶が ひそんでいる
今も
出典: 魔法の川の子守唄/作詞:KRISTEN ANDERSON-LOPEZ,ROBERT LOPEZ 訳詞:高橋知伽江 作曲:KRISTEN ANDERSON-LOPEZ,ROBERT LOPEZ
歌い出しはまさしく子守唄そのものです。
子供を寝かしつけるような優しい言葉から始まります。
続けて出てくる「川」はこの唄のキーワードとなっており、物語の鍵を担う秘密のありかを示しているようです。
子守唄が導く先には一体何が待っているのでしょうか。