頑張れ頑張れ
命燃やして
続く現実
生きてゆく
頑張れ頑張れ
限りある日々に・・・
花を咲かせる
花を咲かせる

出典: fight/作詞:YUI 作曲:YUI

そして最後のサビがやってきます。

フレーズは1度目のサビと同じです。

しかし前段階のCメロで主人公の「あたし」は成長し大人になっていました

つまり同じフレーズでも歌われる内容が変化しているのです。

ここでYUIさんが語りかけるのはかつての若かった頃の自分

つまり現代の中学生に語りかけているのです。

私は人生は短いから素晴らしいということを知っている。

だからどんな嘘もつきたくない。

もしかしたらYUIさん自身後悔を残していることがあったのかもしれません。

だからこそ厳しい歌詞ととられてもストレートな言葉で若者に語りかけたのではないでしょうか?

奥の深いYUIの詞の世界

fight/YUI

穏やかなアルペジオから始まる「fight」の歌いだし。

すべての夢は叶わないかもしれないという表現には驚かされました。

しかし歌詞を丁寧に紐解くことで浮き彫りになったのはYUIさんの込めたポジティブなメッセージでした。

人生は短い。そして人生において無駄なことなど何一つない。

だからYUIさんはストレートな言葉で何度もエールを送ったのでしょう

現代の応援歌は「頑張らなくてもいいんだよ」というメッセージが伝わりやすいのかもしれません。

それでもYUIさんは自身の本音の言葉で語りかけずにいられなかったのです。

歌を通して1人の人間の成長を表現した「fight」。

過去と未来の「あたし」が対話するという2面性はJ-POPの世界ではまだ珍しいのかもしれません。

あの有名曲も2面性を表現していた!

YUI【fight】歌詞の意味を独自解釈!“現実”を前にしても花は咲く!本音から生まれた応援歌の画像

YUIさんの描く歌の世界には2面性を感じさせる楽曲が目立つように思います。

例えば自身が女優として主演した映画「タイヨウのうた」の主題歌「Good-bye days」

この曲にYUIさんは次作の「I remember you」で異なる視点を差し込んできました。

YUI for 雨音薫名義で発表された「Good-bye days」は映画の主人公の視点の歌。

それに対し「I remember you」は映画のある登場人物が薫へ向けた歌という視点で描かれていたのです。

「fight」はその2面性を1曲の中で表現するという難解な視点が組みまこれているのです。

最後に

YUI【fight】歌詞の意味を独自解釈!“現実”を前にしても花は咲く!本音から生まれた応援歌の画像

「fight」を通して自身の本音をさらけ出したかのように見えたYUIさん。

しかしリリースから2か月後にYUIとしての活動を休止することになります。

「ポジティブに受け止めてほしい」と語っていた通り新たな道で表現活動を再開したのです。

それが2013年7月に配信されたFLOWER FLOWERの「月」でした。

そこには「fight」から地続きのむきだしの本音が詰め込められていたのです。

より自由度を増し精力的に活動するYUIさん。

今後の活躍にもぜひ注目していきましょう。

YUIさんの歌詞をもっと知りたい!

最後にOTOKAKEのデータベースよりYUIさん歌詞の世界を堪能できるおすすめ記事を紹介します。

本稿でも触れました「I remember you」の歌詞には深い意味が込められていたのです。

詳細は下のリンク先の記事をご覧ください。

2005年2月、若干17歳にしてメジャーデビューを果たし、瞬く間にスターダムを駆け上っていったYUI。活動休止や結婚・離婚も経験し、双子の母になった彼女は今、バンド「FLOWER FLOWER」のVo.&Guとして活躍しています。現在30歳になったYUIの青春時代の名曲「I remember you」を振り返ります。

母となりよりパワフルになったYUIさん。

バンドFLOWER FLOWERでは小文字でyuiさんと表記します。

イントロの出だしから度肝を抜かれる「パワフル」の歌詞もぜひ読みこんでみてください。

シンガーソングライター、yuiを中心としたバンド、FLOWER FLOWER。そんな彼らのキラーチューンのご紹介です!

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