曲はここで完全に雰囲気を変えます。
メロディがガラッと明るくなっていますね。
そして歌詞も大いなる希望を歌ったものに変化しているのです。
1番〜2番の主人公の、Blueに飲み込まれながらの頑張りが報われたかはわかりません。
しかし、その頑張りが誰かを照らすと信じることに、真の価値があるのではないでしょうか。
たとえ届くのが一筋の光であっても。
それが「光芒」なのだと思います。
視点の劇的な切り替えが感動を呼び起こす!
大サビの歌詞を聴くと、ある事実に気がつきませんか。
そう、大サビの歌詞を語っている人物は1番〜2番の主人公ではありません。
“君の”と唐突に出てくるので、別の視点で歌われているのだとわかります。
ここで出てきた人物は天から主人公をずっと見守っていたのかもしれません。
その人物がボロボロになった主人公に向かって歌っているのです。
主人公は無事なのでしょうか?生きているのでしょうか?
感極まったレクイエムのような感じですね。
唯一無二のロック・レクイエムだといえるでしょう。
同じ歌詞の中で視点を切り替える手法は珍しいものではありません。
しかし、B'zの「光芒」は曲の構成まで含めて劇的に切り替えているところが素晴らしいです。
稲葉さんと松本さんのコンビネーションの結晶でしょう。
「光芒」の歌詞のまとめ
「光芒」で歌われていた情景をストーリーで整理してみましょう。
- 主人公は日々のBlueな渦に飲み込まれてもがいていた
- 真実をすべて受け止めて前に進むと決意した
- そんな主人公は、いつか一筋の光芒になるだろう
抽象と具象の間をひた進むような歌詞にはこんな物語があるのです。
「誰かを照らす大きな光でなくてもいい。かすかな光芒になれば。」
侘び寂びのような深い印象を受けますね。
もちろんひとつの解釈ということになりますが、今後「光芒」を聴く際に思い出して頂ければ幸いです。
できれば今から「光芒」のライブバージョンを聴いてみてください。
あなたにとってきっと忘れられない歌になることでしょう。
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